劇場公開日 2016年2月2日

「分かりにくいが、アクションは重厚。追いつめられた男の、最後の戦い。」スティンガー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0分かりにくいが、アクションは重厚。追いつめられた男の、最後の戦い。

2016年2月20日
PCから投稿

怖い

興奮

難しい

【賛否両論チェック】
賛:サスペンス映画としては重厚なアクションに、思わず圧倒される。窮地に立たされた主人公の、孤高な戦いが印象深い。
否:設定が複雑なので、理解するのに時間がかかる。カメラがかなりブレるので、訳が分からなくなりそう。

 冒頭から、戦争映画のような緊迫の銃撃戦が繰り広げられ、一気に引き込まれます。物語そのものはサスペンスですが、要所要所で迫力のあるアクションが展開されていくのが圧巻です。ただ、その分カメラもかなりブレるので、途中で何が何だか分からなくなるシーンもありそうです。
 “密輸”という汚い仕事をしていた上に、さらに“裏切り”という汚名を着せられた捜査官が、愛する者を守るために最後の戦いに挑もうともがく様が、印象に残ります。
 設定はかなり複雑なので、そこは戸惑うかも知れませんが、重厚なサスペンスの結末を、是非観てみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド