「雰囲気と展開の、不思議で見事なミスマッチ。美しくもおぞましい悲劇。」グッドナイト・マミー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気と展開の、不思議で見事なミスマッチ。美しくもおぞましい悲劇。
【賛否両論チェック】
賛:静かで淡々とした雰囲気の中で、幼い少年達に芽生えた疑問が、恐ろしい形で結実していく様子が、不思議な衝撃を受ける。
否:身体的な残酷描写や、グロテスクな虫の描写等があるので、苦手な人には不向き。展開も基本的には静かなので、途中で眠くなるかも。
「自分達の母親が、本当の母親ではないのでは・・・?」
幼い主人公達に芽生えた恐ろしい疑問が、やがて身の毛もよだつような結末に導いていく様が、淡々と描かれていきます。
展開そのものはものすごく静かで、気をつけないと眠くなってしまいそうですが、そんな雰囲気にそぐわず、特に後半はかなりむごいシーンがありますので、ご注意を。
雰囲気とストーリーのミスマッチが生み出す、美しくも恐ろしい世界観を、是非お確かめ下さい。
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