「余計な装飾がなければ」デビルズ・シティ 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
余計な装飾がなければ
実はこの世には、
人間のふりをした悪魔がいっぱい住んでいて、
人間の「恐怖」や「怒り」や「嫉妬」を食って生きている。
ところがある日、異変が起こる。
人間たちが突然「いい人」になってしまい、
死なないはずの悪魔たちが
食い物がなくなって飢え、死の恐怖に立たされる。
果たしてその異変の原因は何だ。
ていう話なんだろう、きっと。
悪魔たちの特殊メイクに引きずられてるからか、
「怖がらせる」演出が無駄に過剰。
べつに怖くないし、邪魔でしかない。
予算の少ない映画の宿命として、
室内での会話ばかりで話を進めてる結果、
無駄な台詞が多すぎるのもマイナス。
母親が連れ込んだ男に虐待される11歳の少女が鍵を握るんだが、
そしてその辺はなかなかいいんだが、
ちょっと余計な装飾が多すぎた。
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