「現実路線の非現実。ありそうでなかったゾンビ映画。」アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現実路線の非現実。ありそうでなかったゾンビ映画。

2016年1月7日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:前作の知識がなくても楽しめる。ウイルスに怯えるだけだった主人公が、愛する者達を守るために奔走する様子が印象的。
否:グロいシーンがかなり多いので、苦手な人には不向き。終わり方もやや消化不良か。

 前作に関連する人物が多数登場するので、勿論知っていた方が楽しめそうですが、最悪知らなくても問題はありません。未知のウイルスに感染し、最初はその脅威に怯えるだけだった主人公が、事件の裏側を知っていくにつれ、次第に大切な人々を守るために奔走し始めていく様が印象に残ります。
 とはいえ、人体が徐々に腐敗し、うじ虫がわいていく様や、それをカッターで切除するシーン等、グロいシーンはかなり多めですので、ご注意を。個人的には、医師がウイルスのことを、「壊死性の性病」と表現していたのが、言い得て妙だなと思いました(笑)。
 終わり方にも少し謎は残りますが、気になった方は是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド