バンド・コールド・デスのレビュー・感想・評価
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黒人三兄弟
デトロイトはやっぱりモータウンだがMC5とI・ポップが個人的にデトロイト。
黒人ならR&Bやファンク路線な年代にMC5やI・ポップに続く音楽をRamonesよりも早いPUNKをBad Brainsよりも早い黒人のバンドを。
知れて良かったDeathを。
デスの誕生秘話にデビューする為の困難な経緯に兄弟の家族の話からカリスマなデイヴの人間性と中盤以降からのデスの盛り上がりの過程がしっかりと作られていてドキュメントとしては最良。
ヘンリー・ロリンズにジェロ・ビアフラのインタビューもPUNK、ハードコア・パンク好きには堪らない。
デスは本当に格好良いバンドであるのは確実でロックンロールアルバムとしても最高。
自伝の映画化にしても良い位なドラマティックを自で行く兄弟のバンドとしての物語が儚い。
ファンのみならずとも興味深い。音楽一家の様々な人間模様。
【賛否両論チェック】
賛:1つの音楽一家の姿を通して、様々な人間模様を感じ取ることが出来る。音楽好きにはオススメ。
否:やはりドキュメンタリーなので、全く興味がないと退屈すること必至。
1つのバンドの盛衰を追ったドキュメンタリーではありますが、そこには家族の様々な人間模様が映し出されています。苦楽を共にしてきたにも関わらず、最後にはたもとを分かつしかなかった兄弟や、父や叔父の若かりし頃の音楽を知り、それを世間に伝えようと奔走する息子達、そしてそんな息子や孫の活躍を、温かく見守り続けた母。多彩な角度からの人と人との絆に、ファンのみならずとも興味深い作品に仕上がっています。
ただやはり、いかんせんドキュメンタリーなので、全く興味がないと、正直厳しいものはあるかと思います。
音楽に少しでも関心がある方は、観ておいて損はない作品です。
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