デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」のレビュー・感想・評価
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現実か?使命か?
「デジモンアドベンチャー」劇場版シリーズ第4作。
「デジモンアドベンチャー<tri.>」六部作第2部。
レンタルDVDで鑑賞。
丈が参戦出来ない理由―それは、難関大学の受験勉強に追われる日々が目の前にあるから。彼らが大きくなったと云うことは、容赦無い現実が振り掛かって来ることと同義なのだなぁ、と当たり前のことを叩きつけられました…。これからも生きていかなければならない現実か、選ばれし子供として世界を救う使命か? ―究極の選択が胸に迫って来ました。
羽田空港での戦いがスリルと興奮の極みで、手に汗握りました。やっぱり進化シーンが懐かしくって、リアルタイムでテレビシリーズを観ていた頃の感情が蘇って来るようでした。
丈とゴマモン
なんで温泉行ってんだこいつら…。
やることあるだろ他に。
戦闘シーンだけでなく日常シーンでデジモンたちの可愛さや登場人物のやりとりでノスタルジーを演出したいのは分かるが、無理やりやるのはやっぱおかしいでしょ。
組織の女と先生の振りをしていた職員。こいつらが元カップルって設定いる?
太一の葛藤が意味不明。いや戦わないともっと被害出るのはどう見ても明らかでお前が無駄に考えてる隙にどんだけダメージ食らうと思ってるんだよ!(笑)そりゃヤマトも怒るわ。
タケルのイケメンプレイボーイ設定。分かるけど、やはり作画やデザインが特徴皆無すぎてむしろモブの方がイケメン多いという本末転倒感じ
きもカワコンテストって…???
組織の女。クレープ買うからメイクーモンから目を離したって。即刻クビにしろやこんなやつ(笑)
どのストーリー、キャラクター、演出も既知感たっぷり。まったく工夫がない。
ただ。丈とゴマモンのストーリーは凄く良かった。もちろんベタな展開でツッコミどころもあるけど、やはりそれでも良いものは良いんだな。と
レオモンが成熟期なのにかなりの強キャラでビビった。ただ最後に衝撃。あれで終了?サポートキャラとしてぜひバンチョーレオモンに進化して欲しかった。
まずまず、狙いや意図は分かるが……
1章に2章共に初日で見ています。
まあ、50~60点と言ったところ
前半は日常パート、後半は物語を進める緊迫感のあるパートに別れています。
製作者が視聴者へ伝えたい意図や狙い等は読み取れし、悪くはないと思いますが、その手段や表現は悪く私にはあまり心に残るような感動はありませんでした。
今回のキーキャラクターとしてミミと丈にスポットが当たっています。
無印の選ばれし子どもたちはそれぞれに紋章という心の象徴を持っており、そのパワーがパートナーデジモンを進化する力に変えていました。
無印終盤で破壊され、02では力そのものをデジタルワールドの平穏に使ったため、紋章の力は無くなりましたが、triでも子どもたちの象徴やテーマとして設定は引き継がれているようです。
今回、ミミと丈は大人として成長していく中でそれぞれの性格が「自己中」、「卑怯」だと悩み苦しむことになります。
実はこの二人の紋章は「純真」と「誠実」です。「純真」は見方を変えれば「自己中」として捉えることもできたり、「誠実」と相反する「卑怯」と二人の紋章に大きく関わってるわけです。
無印では自分の紋章(心、性格)が何であるかを探すことが目的でしたが、今回はその悪さや苦しみと向き合うことをテーマとしています。
その狙いは分かるのですが、中盤まではお互いの性格に苦しんでた二人が結論に至る山場もなく、突然結論を出して敵に立ち向かうのはかなりの違和感を感じました。
特にミミはこれでいいんだと「自己中」である自分を受け入れただけだったのは、成長ではなくただの現状維持に留まっただけに感じられました。もっと、「自己中」であるならその「自己中」と新しい向き合い方や「自己中」を軽減するような対象法を見い出してほしかった。
それでパートナーデジモンがいきなり究極進化するのだから、尚更違和感がありました。
丈については比較的共感できました。成長し環境も変わりつつある丈と当時のままであるゴマモンとの距離感は、かつてのデコボココンビを思い出させてくれたり、大人として成長していく故の苦しみや切なさを感じさせられました。丈の新声優さんが無印の丈を意識した演技をしてくれていたこともgoodでした。ただ、やはり終盤でそれまであまり関わりのなかったヒカリの発言で奮起するのは違和感を覚えました。それなら、ゴマモンや似た苦しみを持つミミとの邂逅の方が自然でした。
終盤の戦闘ではパルモンとゴマモンの完全体、究極体の進化パンクの御披露目ともなっています。個人的にtriの進化パンクはスタイリッシュでありながらと、懐かしさもあって好みですが、完全体や究極体もとても良かったです。特にそれぞれの紋章を意識した進化だったのはとても興奮しました。ただ、尺のためか演出は短く進化後は変なポーズをしていたりで不満もありました。(正直、進化パンクがこのtriという作品を表していると思います。カッコよく興味深い設定と演出はありながらも、要所要所で雑であったり、萎えさせるような表現がある。)
後半パートはそれなりに怒涛の展開です。
一部、02キャラや新キャラたちの意外な形での登場や展開、そして、気になる発言や伏線を残してエンディングとなります。ここらへんは、是非、その目で確かめてほしいです。まだまだ、この作品には伸びしろがありそうと期待はできます。
第1章よりはしっかりと中心人物へとスポットを当ててるし、ストーリーの意図を感じられ良くなってるなと思いました。
ですが、やはり、所々に何かと不満や不自然さ、粗雑さが感じられ、それがこの作品の価値を大きく下げているように思います。
変更された声優の方たちは役作りをしっかりされていて違和感ないし、絵柄にも慣れてきました。ストーリーだって、狙いや意図、設定などはとても面白いし、理解できます。あと一歩、あと一歩丁寧な作り込みできれば(特に子どもたちの心情の変化などの表現の仕方と手段)、無印にも劣らない素晴らしい作品になると思います。
私にとっては星3の作品ですが、今後の期待を込めて星4で。
いずれ、賛否両論の否を丸ごとひっくり返す時が来るのを待っています。
終始上から目線の長ったらしい文章でしたが、見てくださった方、ありがとうございました。
第3章まで新作デジモンワールドをしながら心待ちにしています。
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