スポットライト 世紀のスクープのレビュー・感想・評価
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権力と闘うジャーナリズム
このとんでもない事件をあえて淡々と描く。
被害者の悲劇や加害者の糾弾より、権力と闘うジャーナリズムが焦点。
語り口があっさりのため一回では分かりづらいところも。ボストンの地政学的基礎知識も必要。
特にカトリック関係。日本人には想像もつかない価値観。
期待通り
満足出来る作品だった。
ストーリーは単調に進んでいったが、かえって一つ一つの台詞が入ってきたし、事件の深刻さ伝わってきたと思う。
キャストも皆素晴らしい演技で、特にマークラファロの演技には鬼気迫るもの感じた。
人間という生き物は面倒なことに向き合うと”誰かがやってくれる”と責任転嫁するものだ。
教会という組織は普通じゃ相手にしない相手かもしれないが、それに臆せず立ち向かって行く姿に、改めてそういった行為の未熟さを痛感させられた。
アカデミー作品賞受賞には納得だ。
見応えのある作品
なんだけど、日本人だからか、クリスチャンじゃないからか今一つ来るものがなかった。信者にとっては人生を狂わせるほどの事件なんだろうけど。スゴく期待していた作品だったけど残念。
途中あまり明らさまな協会側の妨害や、ライバル社の動きもなく、意外とアッサリな感じ。
また、もう少しそれぞれの記者の個々の描写があってもよかったと思った。
作品賞???
仮に枢機卿を一般の人に置き換えると、作品的価値が、かなり下がると思う。つまり、カトリック文化に興味のない者として、薄っぺらい内容であった。
単なる虐待事件のドキュメント映画にしか映りません。
信仰心の違いか?
それなりに難しくそれなりに震える
キリスト教にゆかりの深い国・地域に身をおく者ならば、深い感情が生まれるように感じた。自分は信仰は持たない身であるから、衝撃度は低かったと勝手に想像する。しかし、聖職者の児童虐待という衝撃は、信仰云々関係なく、ショッキングなもの。これを隠蔽しようとする理由や隠蔽可能な力学的なところはなかなか理解に苦しむ。それは信仰に大いに関係してしまうと思ってしまう。
それでも、社会の腐敗を追及しようとしたジャーナリズムと、戦い続ける被害者とその弁護士の思いもよく理解できる内容だった。
アカデミー賞作品賞というのは理解しかねるが、アメリカ人(のセレブ)が好きそうな内容だったと思う。まぁアカデミー賞もアメリカの賞レースだから外国人の自分などが文句を言ってもねぇー。
確かに衝撃のスクープだが、そんなことがあったことさえ分からなかったし、今も変わらずカトリックの組織が世の中にはびこっている現実に愕然としてしまう。
アカデミー賞作品賞も納得
カトリック教会の神父達による少年少女への性的虐待と言う一大スキャンダルを暴いた、ボストン・グローブ紙の記者たちの活躍を描いた作品。第88回アカデミー賞では作品賞、脚本賞を受賞した。
そうかぁ。この作品でそのシーンを見るまで、この話が9.11を挟んでの出来事だったということに気が付きませんでした。9.11の発生で、世の中は、そしてボストン・グローブ紙もテロとの戦い一色になってしまい、それまで積み上げてきた事が、一時棚上げになりそうになるんですよねぇ。あの雰囲気を考えれば、それも致し方無いのかもしれませんが、そのままボツになることがなくて、良かったです。
この作品に対する、カトリック教会の反応がなんとも・・・。一応、このボストン・グローブ紙による調査報道で「一連の過ちが明らかになって、罪を認めて責任を取ることが出来た」みたいなコメントをしているようですが、本音ではどうなんでしょうね?この作品でも描かれているように、もみ消そうとしていたくらいですからね・・・。
宗教に寛容というか鈍感な日本人には、分かり難いテーマの作品だったかと思いますが、それでも、心の拠り所になっている組織・施設・人物たちに寄る、これらの出来事は、非常にショッキングだし、スキャンダラス。それを、よくここまで描いたと思います。そう言う意味で、アカデミー賞作品賞も、なっとくかな。
なんとも胸クソ悪い内容だった。 でも、それでこの映画が嫌いなわけで...
なんとも胸クソ悪い内容だった。
でも、それでこの映画が嫌いなわけではなくて、むしろかなり好み。
暗いトーンの映画の割に登場人物に熱い人が多くて、たびたび入るジョークに和んだ笑
ジャーナリストって過酷。
あんなきつい記事を調べあげて、発表して、発表後は電話のフォロー。
でも、社会の曲がった部分を追求し続ける。
「中立であり、社会の監視人」これがジャーナリズムのあるべき形だよなア
バットマンとハルクの共演
活字で読むのと予告のカット割りからスリリングなイメージを持って観ましたが・・・
実話だけに目が冴えるような場面変化も少なく・・・・
淡々と不正を暴く為に、チームワークを発揮する面々を追う!
最初は、あ!バットマン&バードマン・・・あ!ハルクやって思ってしまいましたが、各々がモデルとなった記者の雰囲気を徹底的に研究してる演技には脱帽!
ただチョッと2時間きつく度々睡魔に襲われました。
レイトショーは注意です^^;;;;☆3
良い意味でオールドファッション
素晴らしかった。
主人公達の新聞の調査と同じように、映画の描写としてもコツコツと要素を積み上げてゆき、見えてくる新たな真相。
911やクリスマスといった外的要因との関わり、最後に残される少しビターな後味。
そうした、派手にならず丁寧に積み上げてゆくところが良い意味でオールドファッションで良かったと思われ。
今作ではマイケル・キートンがとても良かったと思いますね。
いい上司ばかり
この映画で出てくる上司はほんとに優れた上司ばかり。新任の局長もほんといい人だったし、マイケルキートンの上司も出番は少ないけどよかった。んでマークラファロとマイケルキートンの関係もよかった。チームものとしても良かったし、会社描写がよかった。
ジャーナリズム満載だけど退屈でない素晴らしい作品で、アカデミー賞作品賞は納得。
マイケルキートンの仕事してる姿はほんと絵になるわー
釘付け
ノンフィクションだから結末は分かってるのに、最初から最後までスクリーンに釘付けにされました!
よくある事件だし、どんでん返しや意外な展開もないのに、なんでだろ…。
演技力と展開の構成が良かったのかも!
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