劇場公開日 2016年4月15日

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「十何世紀も続く巨大組織の隠蔽に挑む」スポットライト 世紀のスクープ Tetさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0十何世紀も続く巨大組織の隠蔽に挑む

2020年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「教会は人間が作った組織、信仰とは切り離して考えて欲しい」
というような台詞があったけど、まさにその通りかも。

信仰心は人を救うのかも知れないけど、それを金でも性でも利用するのは人間の欲。

被害者の証言は身につまされます。

記事にするまで、時間をかけて事件を裏取りする記者の地道な作業も伝わってきました。

ゴシップ記者も、こんな感じなんですかね?

教会の隠蔽体質に斬り込み、虐待被害者が声を上げられる切っ掛けになったのは、記者冥利に尽きる有意義なスクープだったんだろうな。

自分の無知故か、キリスト教では無いからか、そんな壮大なスクープなのに全然知らなかった。

しかも件の枢機卿はその後ローマに栄転するって…。

さすが十何世紀も続く世界中に広がる巨大組織、個人は裁かれ、組織は守られる。

その後何か変わったのか?、興味があるけど、自分で調べろって事で。

それにしても、この手の映画って「アンビリバボの再現ドラマで充分」って思ってしまうんですが、

本作は演出が良かったのか見応えありました!

chupakabra