「よい映画なのですが」スポットライト 世紀のスクープ Lynkeusさんの映画レビュー(感想・評価)
よい映画なのですが
実は、この映画に行く数日前に「祈りのちから」という映画の試写に行き、友人と「ホントに下手な映画やな~」と意見が一致し、出来のいい映画ってどんな映画だろうか、と話し合った。
その時に挙がった「出来のいい映画だったらこう撮るかも」というアイディアが、ことごとく、この「スポットライト」で使われていた。
例えば「信心深いおばあちゃん」みたいなキャラは最後のほうに一瞬しか登場しないし台詞は一言だけ、とか、ラストシーンは「何か始まったとたんにバッサリ切る」ように終わるのがいい、等々。
・・・つまり、この映画は確かに<出来のよい映画>なんだけど、その「良さ」の仕掛けが、読めてしまうんだよなあ~。
いい映画なんだけど何となくレビュー評価が「3プラス少々」で終わっている原因は、このあたりにあるのかもしれない。
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