「疑問点も」スポットライト 世紀のスクープ 黄金のシュミルノッフさんの映画レビュー(感想・評価)
疑問点も
事実に基づいた作品と言うが冷静に内容を見ると,描いた内容はあくまでもボストングローブ社の「取材を通しての主張」だけでは?教会の神父が幼児に性的行為を行ったとする「決定的な証拠」が無いのでは?そこも描いて欲しかったので,少し期待外れ。訴訟社会の米国らしい映画ではあるけど。
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黄金のシュミルノッフさんのコメント
2016年6月9日
この作品の恐ろしい点(非常にまずい点)は、ボストングローブ社の主張を「100%正しい」と描いてしまった点。ボストングローブ社の行った取材の「検証」が一切無し。余りにも「一方的で雑」な描き方。これを正当と言ってしまうと、「でっち上げの記事」も正当化してしまう事になる。それによって、人の人生にも大きく左右してしまう事に成りかねませんからね。この作品を見た人は、違和感がなかったのかなぁ?
Lynkeusさんのコメント
2016年6月9日
確かに、そうですね。
5月8日の「映画コーディネータ門倉カド」さんのレビューへのコメントで、「黄金のシュミルノッフ」さんが提起なさった疑問について書かせていただいております。
何年か前の話ですが、知人の家に新聞記者が来て「あなたの生徒の誰々さんが昨夜殺されたのをご存知ですか?犯人はご主人らしいんですが・・・」と訊いたそうで、知人はすごく怒っていました。
どちらの立場で描くか、で、感動にもなり嫌悪にもなる、ということを覚えていたいと思います。ちなみに、その「ご主人」は刑が確定する前に自殺してしまいました。