「難しい内容だと思うけど安心してください!勇気をくれますよ。」スポットライト 世紀のスクープ ぐっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
難しい内容だと思うけど安心してください!勇気をくれますよ。
実話作品鑑賞今年4作目!!今回はご存じ第88回アカデミー賞作品賞と脚本賞作品「スポットライト」
新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話作品。
そもそも作品タイトルの「スポットライト」とはなんじゃと調べてみると、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」の「スポットライト」と名がついた新聞一面のことであることにさっそくなるほどって思っちゃいました。
それはさておき、前回観た「ルーム」とはちがい社会派の内容でなーーんか難しそうと思いがちですが、安心してください!すぐに記事にするべきという迷いや対立、恐れがあっても真相を追及する新聞記者達の生命をかけた戦いに挑む人々を観ていくうちに地味そうに見えるけどじわじわとしみてくる緊迫感が素晴らしい作品です。
もっとわかりやすく例えると、連続犯罪を起こす犯人を追い詰めていく情熱・執念のある刑事ドラマだと思うとわかりやすいかな~。(わかりますかね?(笑))
キャストも味のあるメンバーだと思いました。マークラファロは行動派の記者、記事にするべきと上司との対立シーンかっこいいです(セリフにも注目)。マイケルキートンはスポットライトのチームリーダー、ネタバレになりそうなので言えないですが新聞記者の上司だからこそあることに迷います。レイチェルアクアダムスなどなどいいメンバーですが、私は新聞の編集長(マーティバロン役)のリーヴシュレイバーに注目してほしいです。こんな上司がいればこの会社は最高の会社だっって思うかもしれません。それはぜひ本編を観ていただきたい。
圧力が怖いけど、記者たちの信念をもって追及したこの大スクープの記事を観た人はさまざまな思いがあったでしょう。
記者の目線から描いた作品ですが、あの時あ~~すればよかったとちょっと迷っていることがあったり悩んでいる人にとっては一歩踏み出せる勇気をくれる作品だし記者って大変な仕事なんだとあらためて実感させてくれる作品でした。
私は4点とさせていただきます。ぜひご覧あれ!!
これは作品賞もなっとくだっ!