「『2001年 宇宙の旅』の先駆性を思い知る」エイリアン コヴェナント 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
『2001年 宇宙の旅』の先駆性を思い知る
旧約聖書の世界では、神(創造主)は、神を超えようとする人間を罰したり、懲らしめてきたが、人間は自ら作り出したものを制御できないばかりか、自らを窮地に追い込むようなものまで作ってしまう。
核兵器のような大量破壊兵器も資本主義グローバリズムの発展による格差やテロなども、完全なコントロール下にある、と言える日が来るとはとても思えない現状があり、人工知能が近い将来、人間にとって脅威となる、というのももはや現実的な段階かもしれない。
創造主、意識を持った人工知能、創造や進化を巡る哲学的な命題。
考えてみると『2001年 宇宙の旅』はすでにこの3つの要素が深淵に描かれていました。エイリアンという異形の存在を通して、そこに迫ろうとしているのでしょうか?
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