「評価は映画評論家にしてもらうとして」太陽のめざめ 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
評価は映画評論家にしてもらうとして
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カトリーヌ・ドヌーヴが、どうしても岡田茉莉子に見えてしまう。 主役のロッド・パラドがリバーフェニックスの再来というのは褒めすぎ。 それほど、目に焼き付くほどの演技は見られなかった。 作品の評価について、よいのか悪いのか甲乙つけるのは大変難しい。 ドヌーヴが出演しているので、素晴らしい映画だとも言えない作品だし。 彼女の作品=評価できる作品ではない。話の展開が速すぎてもう少し丁寧に描い て もらいたかった。日本の慣習とフランスの慣習があまりにも違うためか。 厚生施設の中での少年たちの喫煙場面が多いのに違和感を感じたし、判事と検事 の話し 合いで問題ある少年の今後を決めるのだが、判事の判断は間違っていたのかどう なの かも判らない。女性を孕ませて、プラスαで施設から脱走しても、罪が重くなっ たのか どうなのか。妊婦に机をぶつける行為は、かなり罪深き行為ではなかろうか。判 事と少年と の手を握り合う場面に、全く感動はなかった。それよりも子供を抱いて裁判所を 後にする マロニーの将来に物凄い不安を感じる。彼は、立派な大人の男に成長したのだろ うか。 邦題『太陽のめざめ』太陽とは。なんか、心にもやもやしたものが残る作品だ。
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