「ある2人の男が暮らす場所と人生を見つめる」人生は小説よりも奇なり naomiさんの映画レビュー(感想・評価)
ある2人の男が暮らす場所と人生を見つめる
同じベッドで寝起きし、同居する2人の男は、39年連れ添ってきた。
ニューヨーク、マンハッタンで暮らし、同性婚が合法化された事を機に結婚する。
皆んなに祝福され、楽しそうにピアノを弾き歌う姿が微笑ましい。
ベン・ハル、画家。
ジョージ・ガレア、音楽教師。
音楽教師を辞めなければならなくなり、生活のために部屋を売却することになる。
住むところ無くした2人は、皆んなに助けを求め、其々が別々の場所に居候させてもらい、新しい部屋と仕事を探すことに。
ベンは、甥エリオットの家で、息子の2段ベッドの下段を貸してもらう。
ジョージは、元隣人のゲイ・カップルの部屋で、リビングのソファーを貸してもらう。
ベン、ジョージ、どちらも、大きくてふくよかな身体、優しくて繊細な心、感受性豊かな感性の持ち主で、とてもチャーミング。
そのため居候生活は、辛く厳しい。
受け入れた方も同じく。
いや、元隣人は気にせず、生活スタイルも変化なしだから、ジョージが逃げ出し、ベンの元を訪れて、2人抱きしめ合う姿に切なくなった。
2人が住んでいた部屋には、ベンの絵が素敵に飾られていたし、美しい音楽が流れていた。
新しい部屋が見つかるまでの居候生活との違いが、面白くも切ない。
Love Is Strange
愛は不思議、愛は奇妙
映画で流れませんが、素敵な曲です。
「Love is Strange」
MICKEY & SYLVIA
コメントする