「家族のカタチ。」ディーパンの闘い るるる〜さんの映画レビュー(感想・評価)
家族のカタチ。
フランスのギャングスタの生の実感の乏しい刹那的で無軌道な生き方と、紛争移民の生の渇望と異国社会への帰属や受容訴求を対比して描いているように見えた。
戦友の遺体を荼毘に付した後、紛争で家族を失った一人の兵士は紛争の先行きに見きりをつけ、身分を偽装して第三国へ逃避するために、見ず知らずの女と親を紛争で亡くした少女と一緒に家族を装うことになるところから物語は始まる。
家族ってなに?夫婦ってなに?親子ってなに?
家族を守るってどういうこと?
逼迫した状況の中にそんな切実な問題提起が溢れている。
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