「活劇」ディーパンの闘い tattanojijiさんの映画レビュー(感想・評価)
活劇
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Toho cinemaで「ディーパンの闘い」を観る。内戦から逃れたスリランカの男と女と少女の他人の三人が家族を偽装してフランスに入国する。
最初三人はひたすら自分の命を守り生き抜くことしかなかった。やがて苦楽を共にするうち三人に夫婦・親子のような愛情が生まれる。そして主人公の男ディーパンは「妻と娘」のために闘う。
最初フランス国内にこんな無法地帯はないだろうと荒唐無稽な感じがしたけれど、昨今のシリア・イラク難民の流出の報を思い直すとこれが現実に近いのかもしれない。三人が生き抜き幸福そうなラスト…少し出来過ぎな感じがしないでもないが、これは島国に住む自分が「難民も生身の人間だ」と気づかされる映画でもある。
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