「インド映画でないと不可能な、圧巻の舞台セット」プレーム兄貴、王になる Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)
インド映画でないと不可能な、圧巻の舞台セット
最近では減少した「歌って踊って」のインド映画、ということであるが、回数は多いものの、時間は短くて控えめであった。
ちょうど良いバランスである。
踊っているスキに、トイレに行っている暇はなさそうだ(笑)。
ストーリーは、自分はそれほど面白くはなかった。
家族の和解がテーマであるが、設定が今一つ自然ではない。コメディ要素も乏しい。
奇異に感じるのは、“白すぎる”インドだということ。
役者の肌が、みな白い。
なんといっても見所は、「総製作費18億円、1,000日以上の準備期間をかけて荘厳な宮殿や、鏡の城のセットが組まれ・・・おとぎ話の様に華やかで美しい世界」(公式ホームページ)だと思う。
CGも使われているが、むしろ「現物」で徹底的にやってやろうという“意地”さえも感じる、スゴみがある。
鏡の城の「鏡の間」のシーンはまさにおとぎ話だし、無数の花で飾られた建物や温室も圧巻。
派手で豪華な“マハラジャ”世界が味わえる、インド映画だ。
いや~スゴかった。
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