「なかなかに良いです」トランス・シューター としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかに良いです
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互いに防弾チョッキを着て撃ち合う、非合法ギャンブルでその頂点を目指すロードムービー。なんといっても題材が奇抜。まあ、銃の国アメリカでしか絶対に産まれない作品と言えよう。ライアン演じる主人公は世界一のガンファイターとしてミッキー・ローク演じる創始者であり頂点のゾリンジャーを目指してガンファイトに明け暮れる。同じく女性ガンファイターのコルトと仲良くなり旅を続けるのだが先の見えない危険なガンファイトに虚しさを感じて行くが対にラストでゾリンジャーと相対する。後半に間延びした感はあるがとても引き込まれた。そして御大ミッキー・ロークの渋さよ!登場するや最後に一気にその存在感で主役を食っちまった。しかしもう60代半ばの肉体とは思えない。いやこの作品は是非このミッキーの演技だけでも見てほしい。めちゃくちゃカッコいいから。そしてついにラストの対決シーンの結末が無いままタイトルロールへ?おい!って思うが進むにつれタイトルロール途中にかろうじて主人公が勝った様な演出あり。だけどわざと勝負が見えなかった方がよかったかもね。今後主人公はゾリンジャーに勝って今度はその地位を狙われるようになるはず。虚しさの中で手にいれたものは・・・。そういったエンディングまで見せて欲しかったなあ。
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