「童心に返って見る自分と、大人視点で見てしまう自分が居る…(^^;」ピートと秘密の友達 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
童心に返って見る自分と、大人視点で見てしまう自分が居る…(^^;
1977年の日本未公開のディズニー・ファンタジー「ピートとドラゴン」のリメイク。
幼い頃森で事故に遭い、以来森で暮らす少年と、彼の秘密の友達=緑色のドラゴン、エリオットの絆。
童心に返っての意見。
これぞ、THEディズニー作品!
少年とドラゴンの種族を超えた友情、
彼らを見守る周りの人々との交流、
ドラゴンを捕らえようとする者もそつなく居て、ピンチと、少年とドラゴンの絆をより盛り上げる。
オリジナルでは実写とアニメーションの合成らしいが(未見)、今作では最新VFXを駆使し、表情も動きも豊かに。体毛のモフモフ感に触れてみたい。
飛翔シーンはさすがの心地よさ。
主役の少年がキュート(画像で見たけど、オリジナルの少年は可愛くねぇー)。ブライス・ダラス・ハワード、ロバート・レッドフォードが脇をサポート。
優しく、温かい気持ちにさせてくれる、安心印のディズニー・ファンタジー。
大人視点の意見。
ツッコミ所有り過ぎ。その最たるは、
どんだけ広い森か知らんけど、ドラゴンが今までずっと誰にも目撃された事無いって設定、無理有り過ぎ。
だって、堂々と空翔んでるし、普通に鳴いてるし、その他にも多々姿を見られる機会いっぱい。
主役の少年もあっさり発見。そうじゃないと話が始まらないし、彼を助ける為ドラゴンが人前に…って流れも分かるけど、ご都合主義だらけ。
眼差し優しく、表情豊かなドラゴンは悪くないが、ちょっと“キャラ化”され過ぎてない??
ドラゴンと言うより、翼のある緑色のデカい犬みたい。そもそも、“エリオット”の由来は少年が読んでた絵本に登場する犬から取ったものだけど。
ロバート・レッドフォードがこういうお子様ファンタジーに出演するとは…。
何もかもが予定調和。
可もなく不可もなくなディズニー映画。
さて、あなたはどちらの視点で見る?