「一生懸命な姿に魅かれる」劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
一生懸命な姿に魅かれる
今作は劇場版としては第1弾で、テレビシリーズの総集編だそうです。京都アニメーションが小説をアニメ化するのが得意であることは、私にとってのアニメ最高傑作『涼宮ハルヒの憂鬱』(テレビシリーズ&劇場版)で承知しました。4コマ漫画をアニメ化した『けいおん!』(テレビシリーズ及び劇場版)も大好きです。
何であれ、目標を持ち本氣で取り組むと、そこにドラマが生まれます。ただ続けているだけでは意外と成長しないもので、“好き”以外に“悔しさ”等の特別な感情が自分を変えていくのだと思います。
学校の部活動という仕組みについてですが、利害関係のないガチの大会、目標や勝負する場があって、ひたすら目の前のことに打ち込める環境は恵まれています。それは大変ありがたい仕組みだと思います。
今作は北宇治高校吹奏楽部に焦点を絞っています。親や家族が登場しませんが、どんな家庭であっても氣にせずに部活一筋の女子高生目線で、ライバルや憧れの存在がいて一喜一憂するといった感じでスッキリしています。原作の小説は未読で、テレビシリーズも未視聴、吹奏楽部に所属したことすらありませんが、登場人物に感情移入して楽しむことができました。後半のオーディションの場面は感動しました。主人公の黄前久美子が「うまくなりたい」と泣きながら走るシーンは迫力がありました。青春映画として完成されています。
Don-chanさん、共感ありがとうございます。・_・
TVシリーズも劇場版も、大好きなシリーズです。
あすか先輩との話が中心の第2作「届けたいメロディー」
が一番好きなのですが (…レビュー書いてません …汗)
久美子と麗奈たちのお話のスタート地点となるこの作品も
もちろん好きです。・_・♫
一作目からもう一度鑑賞し直したくなりました。