劇場公開日 2016年5月7日

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「教育上はよろしくない。ヒーローに憧れた青年達の戦い。」ヒーローマニア 生活 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0教育上はよろしくない。ヒーローに憧れた青年達の戦い。

2016年5月14日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:虐げられてきた弱者達が、自分達の力で悪を懲らしめようと立ち上がる姿が、非常に痛快。
否:シリアスなのかコミカルなのか、若干どっちつかずな印象。ツッコミどころもありすぎるほか、情操教育にも全く向かない。

 笑ってしまうくらい秩序が乱れた町にあって、ずっと虐げられてきた主人公達“ヘタレ”が、自分達自身の力でヒーローになっていこうとする姿が、とっても痛快です。そして、そんな彼らの活動に目をつけ、巧みに利用しようとする真の悪党の存在も、物語をより一層面白いものにしていきます。
 ただ、タイトルから連想するような子供向け感は全くなく、内容的にも教育上はよろしくないストーリーではあるので、家族サービスには向かない作品でもあります。
 個人的には、最後の主人公のシーンが、すごくカッコイイなと思いました(笑)。タイトルにある「生活」の意味が最後に分かる、そんな痛快娯楽映画に仕上がっています。

映画コーディネーター・門倉カド