「重厚なナレーション付けてドキュメンタリーにしたら」海賊とよばれた男 saitofjさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚なナレーション付けてドキュメンタリーにしたら
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すごく豪快で熱い感じがするのですが、バシッと収まりません。うまく自分から体を寄せて行けると気持ちいい感じがします。課題おらあ解決?を繰り返し見せてくれます。なので飽きはしません。
底油の撤退のシーンでしょうか。次の日にはなんか解決してます。電話の向こうでおらあって言われたんでしょうね。へ?それで解決なのという肩透かしなのですが、全部同じ感じです。10分以内にはおらって言って解決します。前妻との別れにしても、数分前までごはんうまうましてた人がいきなり不穏な空気を出して、やっぱりいなくなります。が、そこまで思い入れあったシーンあったけ。この辺りの肩透かしに対して、いかに行間を読んであげて、うんうんと頷いてあげられるかがキモかと思います。
何丁目の夕日なのか、いつもと同じ味です。最初の作品から、SFの良いシーンやりたかったんだぜえ。後はとりあえず繋げただっけす的な作品でしたので、もはや個性ですね。映像的には、古い日本の映像をあそこまでかける作品は貴重なので、それだけでも良いので満足です。動きが付くとちゃっちくなりがちですががが。
この辺りの時代は、復興の象徴とか、昔ロマンとかその辺りうざくされがちですが、行間に消えてるため伝わってきません。ある意味説教臭さも薄く、頭ぽかんとしたままみれて終わります。何を見てたんだろうと解釈に困るのですが、解釈しないと良い気がする。下手に映画っぽくするより、重厚なナレーション付けてドキュメンタリーにしちゃったほうがむしろ面白いのではと感じました。ドキュメンタリーのほうがまだ説教臭いのではと思うほどに。
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