ファブリックの女王のレビュー・感想・評価
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マリメッコのイメージが覆る
マリメッコが好きで、背景も知らず見始めたのだが、
創業者のアルミ・ラティアを描いた本作は、なかなか重くて、華やかでフワッとしたマリメッコとは異なるストーリーが展開された。それはフィンランドという、ムーミンやマリメッコのようなふんわり女子的なイメージと、実際の寒くて厳しい冬との差のようなもので、視聴後はリアルなマリメッコを見られたような嬉しさと戸惑いが湧いてくる。映画の予算の関係なのか、アルミを描く劇中劇のような形で進むのだが、背景をシンプルにすることで、マリメッコのテキスタイルが際立ち、良い演出だと感じた。あのように、普通にマリメッコを着こなせるのは、カッコいい。個人的にはマリメッコのことを知れた上で、良作に出会えたと思う。
期待とちがった
生き方は人それぞれ
監督インタビューが肝
マリメッコの創設者を演じる女優のお話
創設者アルミの話の途中で突然カットがかかりアルミを演じる女優の話に変わるのは、あまりに突然すぎるし中途半端にしか変わらないので、単純に創設者の話にすれば良かったのに何故そうしなかったのかよく分かりません。
アルミの生い立ちを女優が語る事からスタートしたとき、あまりの長さにまさかずっとこの語りだけで映画の最後まで行くんじゃ・・・と不安になりました。
マリメッコのテキスタイルや作品が沢山出てくる華やかなものを期待していた私にとっては、ダークで重いシーンが多くてちょっとイメージが違ったのと
全体的に解りにくくて、面白いとは思えませんでした。
早く終わらないかなあと映画館で時間をチェックしてしまった映画ははじめてです。。
上映が終わって静かに退室していく周りの人を見て
みんなすました顔で出て行くけど、本当は心の中ではつまらなかったなって思ってるんじゃないのかな?なんて考えてしまいました。
私ももう大人なんだけれども、きっともっと上の大人の年齢だったらもう少し理解できてたのかな?
私には難しかったです。
劇中劇の手法はマリメッコファンには苦痛?
生き残るは強い女性
とっちらかってる感。
マリメッコのお洋服がたくさん出てくるカラフルな話かと思っていたのですが、それはほんの10分もしないぐらいでした。さらに、物語の構成と設定がややこしく、見る側が置いてきぼりにされてしまいます。
舞台としてみれば、納得するところですが、中途半端な作りになっているところが残念です。
ストーリーも暗くて、サクセスストーリーかと思えばそうでもない、結局この映画で、何を伝えたかったのか汲み取れませんでした。。
フィンランド=「マリメッコ」
ムーミンとかAki Kaurismäki(=大好き)とか、フィンランドと聞いて色々なイメージがありますが、その中でもマリメッコはベスト3に入るキーワードではないでしょうか。そんなマリメッコの創業者アルミ・ラティアの物語。
男女平等に働く国、というイメージがあるフィンランド。
この映画を観ると、女性が働くことについて、アルミ・ラティアの影響を多少なりとも受けているような気がします。彼女は基本的に女性を味方にしていたような気もするし。
周りの家族やスタッフは大変だったと思うけれど、彼女自身はそんなことも気づかないぐらい(笑)、自分の人生に満足したのではないでしょうか。
そういえば、昨年ヘルシンキを訪れたとき、「マリメッコはどうせ日本人ばかりだろう」と思って行かなかった、、、ちょっと後悔。
いい舞台
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