「マリメッコのカリスマ創業者を描く試み」ファブリックの女王 SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
マリメッコのカリスマ創業者を描く試み
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企業イメージからは想像し得ないほど、エキセントリックな女性が創業者だったことをこの映画で知って驚いた。自信と不安と、勝ち気と引っ込み思案、人への信頼と不信、相反する性質がパーソナリティの中に混在していて、とても生きにくい人生だったようだ。それは、持って生まれた性質であって、どうしようもないこと。確かに彼女のような強引なカリスマがいなければ、フィンランドを代表する企業マリメッコはなかっただろうこともまた公正に描かれていて、その複雑さを表す手段として、劇中劇になったのだろう。そこが北欧らしいと思った。
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