「いい舞台」ファブリックの女王 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
いい舞台
100%演劇。
おまけで演劇のメイキングがちょっとついてきて。
だから120%演劇。
舞台はほとんど全て、工場の中。
映画の作法を期待しちゃいけません。
舞台だと思えば、結構な力作。
主人公の謎な部分の解釈にあたって
主演女優と演出家の考えとか迷いとかを
ストレートに出しちゃうというのは斬新。
考える糸口を観客に与えて面白い。
マリメッコの何たるか、分からず観ても、
アルミ・ラティアという女性の
ある意味エキセントリックな
それでいて真っ正直な生きざまに揺さぶられる
「いい舞台」でありました。
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