「蒼井」アズミ・ハルコは行方不明 ssspkkさんの映画レビュー(感想・評価)
蒼井
女子高生と地方の描き方が20年古い。10年経って女子高生がアラサーになって、現代は少なくとも女子高生の時代ではなくて、主役はアラサーってことなのかもしれないけど、若さを描くには演出した人の感覚が若くなさすぎる。蒼井優が悪くないことは、オーバーフェンスを見れば普通に分かることだけど、蒼井優にこれをやらせて、今をときめく高畑〜にこれをやらせる感覚が若くなさすぎる。全くフレッシュじゃないとも言う。中島哲也の渇きの小松菜奈のインパクトでもあるいは、下妻のヤンキーロリでも良いんだけど、その後の彼女達が時代にときめいていったことを勘案すればそれなりにフレッシュで、園子温の満島ひかりはその上を行っていて、そういう役者をセルアウトさせる力、それは広告代理店的な嗅覚だとか、ビジュアル系バンドとかコスプレイヤーの自堕落な倒錯した感じとか、と同義で、青山真治が宮崎あおいや菅田将暉に付けた、見つけ出す感じ、あるいは演出ともいう能力とは関係のない、庵野秀明でも原田眞人でも良いんだけど、20年前女子高生撮った人達の鼻の効く感じとも違って、これやばくない?いや、やばくない、萌えすらしないってことなんだけど、少なくとも中テツや園は売り出せる女衒的な才能はある訳で。グラフティに失礼だし。地方を持ち出すなら、サウダージ見ろって話だし。0.5っていうか0。
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