リザとキツネと恋する死者たちのレビュー・感想・評価
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イエヴァン・ポルッカ!
ルロイ・アンダーソンに似ている。
間違いでした、ロイ・アンダーソンですね。ルロイ・アンダーソンは作曲家です。
クスクス笑える。
イエヴァン・ポルッカで決まりかなぁ。
トニー谷のバロディ?が出てくるトニー谷ってイヤミのモデルなんですよ。
中途半端なジャポニズム
日本文化が絡んだハンガリー映画は珍しいので鑑賞してみました。
劇中夢としても登場するが監督が日本に来た時に知った九尾の狐伝説(那須の殺生石)に着想し恋人が次々と死んでしまう死神憑依ホラー・コメディなのだがヒール役は日本人エンタティナーの亡霊なのであまり気分は良くない。日本趣味は歓迎だがトミー谷はあきらかにトニー谷のもじりだろうが古すぎるし芸風も違うので趣味の浅さが漂う。いきなり警察署で裸の警官が出てくる、日本でも裸芸人は後をたたないが笑いの取り方としてはナンセンス、日本の真似ならして欲しくはなかった、主人公は料理上手なのにバーガーばかり食べているのも変、おそらく来日の折の印象、マック大好きな日本人にみえたのだろうか。
プロットはまあまあ、エンディングのひねりは面白かった。
面白かった
シネウインド「狂い咲きハンガリーロード」上映で見られなかったので、レンタルDVDで見た。トミー谷が若くて痩せている頃の岡村靖幸に似ていた。トミー谷の音楽とてもよくて、音源欲しい。外国人の日本いじりは見るに耐えないものが多いのだが、なんだか可愛らしくて好感を抱いた。美術や撮影が大嫌いなウェス・アンダーソンに近いものがあるのだが、全然嫌味がなく、センスが気持ちよかった。
出て来る男があんまりイケメンすぎず、ブサイクも多いし、ヒロインもそこそこな感じだし、地に足が着いている。
面白いけどむちゃくちゃ変な映画
レビュー通り、なんていったらいいか分からないけど面白い。でも本当何これって感じの映画だった。トミー谷が日本語下手で笑った。不死身の刑事さんかっこよかった笑。
初めてのハンガリージャポネスク
これを見た日は、ズートピアと、追憶の森と、リザとキツネと恋する死者たちの3本だてを敢行したんです。生まれて初めてでした、3本も一気に見たのは。
特に関連性はなく選んだのですが、意外とリンクがある選択でして、我ながら面白かったです。
キツネと幽霊と外国映画で日本が題材になっている。中々のリンク具合ではないでしょうか。
前置きはさておき、リザとキツネと…ですが、
まず、ハンガリー映画を初めて見ました。
ハンガリー語の挨拶もわからないので、ほんとーーーに、全く、1つの単語も聞き取れませんでした。
ハンガリーの国の位置もどんなれきしがあるかも全然知りません。ちょっと知りたいなと思いました。
幽霊の彼が歌う歌が、まさに昭和歌謡っぽくて、でもオリジナルで素敵でした。日本語の発音がかなり不明瞭で、それがエキゾチックさを補強したような気がしました。
監督の目にはあんな風に映るのかなと、想像しながら楽しみました。いきなりでんと漢字が出てきたり。
30だってゆうのに世間知らずちゃんなリザが、コスモポリタン読んで、カーテンのレースでワンピース縫って、おかしな日本の三文小説に夢を見てて。そんなアホなと思いつつ、なんだかその世界に引き込まれたって感じでした。
下宿人の不死身の彼の愛に気づきなさいよ!早くっ!それで呪いが解けるんだから!!とか思ってました。
すっかりハマって楽しんだということです。
一言で言うならば、ハンガリー発のジャポネスクオカルトおとぎ話ですね。楽しかったです
これぞお正月映画!
ハンガリーの映画なのに、グループサウンズっぽい日本語の曲を歌うトニー谷なる幻の男が登場する。この人の歌う楽曲は全てオリジナルで、昭和のにおいプンプンでひどく良くできている。
学校で習った地理の知識からすると、ハンガリーはヨーロッパの中のアジア人種の国。日本のPOPカルチャーへの感応が冴えわたっているとしても不思議ではないのかもしれない。
そういえば、最後にリザと幸せになる巡査が好きなのはフィンランドの歌謡曲。フィンランドもアジア人種の国だったはず。
DNAが喜ぶ音階とか、人種主義的な言説への誘惑にかられる。
日本の怪談を、現代ヨーロッパに翻案したファンタジーとして楽しめた。お正月にはもってこいの軽く楽しい作品だった。
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