「どうじょうは、いらない。」DOGLEGS Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
どうじょうは、いらない。
障害者プロレス。その存在は知っていたが、見たことはなかった。
障害者にも容赦なくブチのめしにかかる、主催者・北島。
清掃の契約社員を生業としながら、リングに立つ知的障害者・慎太郎。
鬱・癌と闘い、リングでも闘い、自身の弱さとも闘う男。
肢体不自由な男、その妻、息子。
リングに上がることがアイデンティティの源泉であり、そこには全力で己を生きる人間の姿があった。
そして、彼らは見る者たちに問いかけてくるのだ。「あなたは今を、人生を、本気で生きているか?」と。
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