「基本はファン向け。不思議でクセのあるヴァンパイア・ストーリー。」傷物語II 熱血篇 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
基本はファン向け。不思議でクセのあるヴァンパイア・ストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:ヴァンパイアとなった少年が、強敵との戦いを経てカッコよく成長していく様子が、コミカルかつシリアスに描かれていく。
否:前作の知識は必須。お色気シーンやグロシーンもメッチャ多いので、デート等には全く向かない。
前作の復習は全くしてくれないので、第1章の知識は必要不可欠です。突然ヴァンパイアもどきになってしまった主人公が、人間に戻るために強敵と対峙しながら成長していく様が、時にコミカルに、時に非常にシリアスに描かれていきます。
難点をいえば、良くも悪くもまるで中学生のようなお色気シーンが、唐突にそれもかなりの頻度で入ってくることでしょうか。また、腕がちぎれたり内臓が飛び出したりと、グロいシーンもかなり多いので、苦手な人には向きません。
基本的には、原作やシリーズのファンの方向けの作品といえそうです。
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