「FUC◯IN Calm Down!」タンジェリン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
FUC◯IN Calm Down!
言いたい事は分かる気がする。登場するキャラクターの中に一人もアングロ・サクソン系の物理的にも精神的にも男が登場していない事だと思う。白人の男性が出てくるが、チェロキーの血を引くし、運転手はアルメニア移民。しかも、ストレートではない。
さて、多様性を言いたいのだとすぐに分かるが、なんか助長していないのか?
Calm Down!アドレナリンが出過ぎのわりにはオフビート。でもね。
同じ娼婦で、物理的なストレートな女性に対して、自分のGの恋人を取られたと怒っている性的マイノリティの物理的な男性の話なんでしょ。なんか複雑。
そもそも、売春回春行為が矛盾した社会と言えると思うが。
当事者でないと理解出来ない。つまり、それを実際の生業としている者にしか分からない。
だけら、こう言ったストーリーをコメディーの如く製作している道義的な責任は無いのだろうか?
そして、挙げ句は何事もなかった如く話はクリスマスイブの話として終わる。
現実は薬、銃、裏社会、人種ととても複雑に入り組んでいる。この程度の映画で自由な表現と感動していてよいのだろうか?
トランスジェンダーの物理的な男性がメゾソプラノでバラードを歌う場面があるが、売春回春をせぬともこう言った仕事で職を持てる文化的な社会が必要だと思う。
この映画では、なんと金を払って歌わせて貰っていると台詞でわかる。
つまり、ストーリー全部がアメリカ社会に対するアンチだとは思うが、作り話の感が否めないし、本当に泣いている少女が哀れだ。(しかし、この幼子がこの映画の主人公何じゃないかなぁ?)
アルメニア人はキリスト教なので、クリスマスは認知出来る。アゼルバイジャンがイスラム教なので、紛争になっている。
映画館はポップコーンで、ファーストフードがドーナッって、ダサい文化だよね。
ロスアンゼルスには一度だけ行った事があるが、老人の僕には生活が出来ないと思った。それは車が無いと生活出来ないと言う事で、こう言った人達がいて、怖いと言った理由では無い。もっとも、そういった所へ行ってないのかもしれないが。まぁ、アメリカの西海岸へは行く事が無いと思うのでもう良いが、つくづく、老人の方達の孤独が心配になる。
そもそも、コインランドリーってなんの為にあるんだろう?
その割にコンビニが少ない。もっとも、日本は多すぎる。
日本と共通する所は、どちらも地震が多い。これからは防災を考えねばね。まぁ、僕はあと10年も生かせて貰えないから良いけど。