パティーとの二十一夜のレビュー・感想・評価
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自然と性とミステリー ラリユー兄弟の作家性
昨年「ジムの物語」にとても魅了されたので、ラリユー兄弟作品は見逃せないと思っていました。
猥笑喜劇やドタバタに陥る危険性もありましたが、踏みとどまり、より芸術的なレベルに昇華させた、期待を裏切らない作品でした。
ネクロフィリアを味付けるダークさ、想定外の犯人示唆、マジックリアリズム、アンドレ・デュソリエやドニ・ラヴァンらキャラの立ち過ぎ、そして日本人には少々恥ずかしいパティの語る官能描写。いろんな要素満載で気を失いそうになりますが、でもなぜか最後には、南仏の美しさに溶けていくような詩情と心の安らぎを感じるので、不思議です。
キャロリーヌの家族がやってきたのは、少々タイミングが良すぎる気もしましたが、彼女祭りの夜ヤってしまわなくて良かったですね。あの空が明けてくる丘の上での再会シーンは幻想的でとても良かったです。
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