「絶望はいつでもすぐそこにある」走れ、絶望に追いつかれない速さで まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望はいつでもすぐそこにある
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親友が身を投じた崖に行き絶望するも宿に戻る。
その宿の調理場で暖かい料理を無言で提供され、食べる。
生きていることを実感するかのように書き込みながら涙を流す。
このシーンは涙が止まらなかった。
緊迫からの安堵感を描いたこのシーンは誰でも経験したことがきっとあるはず。
この作品は、中川龍太郎監督の体験に基づいた映画。
長くも印象に残るタイトル「走れ、絶望に追いつかれない速さで」は監督の親友が励ましてくれた時にくれた言葉だった。
この言葉を基に描いたものがこの映画。
監督が感じた虚無感と親友への愛がこの映画を通して感じた。
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