「忘れものを届けに来ましたよ〜!」ヒトラーの忘れもの bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れものを届けに来ましたよ〜!
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原題"Under sandet"は「砂の下」。「ヒトラーの忘れ物」が邦題。
「砂の下」に取り残された地雷。敵地に取り残された少年兵。邦題には、この二つの意味が掛けられていると言います。もう一つあるんじゃない?
ラスムスン軍曹とセバスチャンの間には、親子の様な心情が芽生えていました。ミッションをやり遂げて生き残ったのに、約束は守られず別の地雷原に移動させられる少年たちを、ラスムスンは国境まで500mの場所で解放します。ヒトラーが少年時代に忘れて来たものって「人への愛情」だよね。
そもそも原題の意図は。
砂の下にあったのはナチへの復讐心。地雷が除去されて行き、復讐は少年達への愛へと変化して行く。子供達に戦争のツケを払わせてはならない。壊れた国を再建してもらわなくてはならないのだから。
邦題も悪くないけど、原題の意図と少し違う事ないでしょうか?ってのは気になりました。
いずれにせよ、ささくれた心に滲みてしまう映画でした。何回も泣けたのは、お家だったせいかもしれんけど。
良かった。とっても。
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