超高速!参勤交代 リターンズのレビュー・感想・評価
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陣内、瞼バンコランかよっw
面白かったー!
前回見た人はどうしても辛口になると思うけど、私は前回見られず、公開前のTV放送で視聴。
ほぼ初見状態。
小説も読んで無くて予備知識無しでどうなんだろ?と思ったけど充分楽しめた!
これぞ『The 娯楽時代劇』!!!
文句言うとしたら歴史とか考えず、もっとやっちゃえー!
もっと、もっと破天荒な展開でも良かったのよ!
でも、コレは私の個人的な意見。
たぶんやり過ぎたら『超高速!参勤交代』じゃないんだろうな。
だから満点じゃないのは個人的なものだけど、本当は星を100個付けたいくらい。
この楽しさは昭和のモノクロ時代劇映画や『水戸黄門』『暴れん坊将軍』のようなカタルシス。
「よっ!待ってました!」と言いたくなったわ。
最近は、一部の映画が声出しOKになったけど、これは全部の作品でやって欲しい。
あのシーンやこのシーンで「殿-!!」や陣内にブーイングしたかった♪
映画業界はお行儀良く見る環境も必要だけど、遠慮なく楽しめる場所もお願いします!
切にお願いします!
「交代」はあっさり。
城戸賞受賞作が映画になり、ブルーリボン賞までとってしまったのだから、続編があっても致し方ないのか。
だが、今回は参勤交代のテーマは後ろへ下がってしまっていた。
昔の東映時代劇って、たぶんこんな感じかなぁと思って観ていた。敵の中に好敵手みたいなのがいて、その人とは気持ちが通じ合う。今回でいうと渡辺裕之がそれにあたるか。
チャンバラもたくさんあって楽しい映画ではあったのだが、悪役はもう少し賢くないと。将軍暗殺をほのめかすメモを持っているなどほんとうはありえない。
勧善懲悪はおおいにけっこうなのだが、もっとワルくもっと賢い敵であってほしかった。陣内孝則も「沈まぬ太陽」のほうがよっぽどワルい賢い人だ。
本木克英監督には、コンスタントに映画を撮ってもらいたいが、そろそろ代表作がほしいところだ。
及第点!?
前作に続き安定の面白さ!
権威を相対化してしまう爽快感
人を支配するための基本的な方法は暴力だ。殺されたり痛い目に遭わされたりするとわかれば、そうされないように暴力にひれ伏すことになる。権力の歴史は、そこから始まった。
民主主義の時代になって国民が権力の主体(国民主権)とされても、実態は変わらない。支配するものとされるものの構図は相変わらずで、やはり暴力が介在する。警察権力は一種の暴力装置だ。
悪いことをしなければ警察の暴力に遭うことはないと、のほほんと構えている人は、一度沖縄の辺野古に行ってみるといい。警察、海上保安庁、自衛隊による暴力で、丸腰の国民が痛めつけられている。
江戸時代はさらにわかりやすく、権力が江戸に集中していた。そして権力の集中を保つために大名を江戸に参勤させていたのだ。大坂夏の陣以来の権力闘争の流れから生まれた制度といっていい。
さて、本作はコメディとして大変よくできた作品で、登場人物がいたって真面目に職務を果たそうとする分だけ、彼らの失敗やボヤキがとても笑える。
8代将軍の時代になっても、武士のなかには未だ戦国の気分が残っており、時の権力には従うが、権力はあくまで暫定的なものにすぎず、権力闘争によって人から人に移っていくものだとして権力自体を相対化する考え方が続いている。場合によっては毅然として上意を断ることもあり、それが映画の爽快な笑いの土台となっている。
民の生活や地産の食べ物が大好きな殿様と、時と場所を選ばない深キョンの女心が愉快なのは、権力や悪を笑い飛ばす庶民の力が痛快だからだ。
コメディとしては意外なほど壮大な世界観がある傑作である。
面白さは前作の七掛けぐらい
1万5千石の小藩・湯長谷藩の内藤政醇(まさあつ、佐々木蔵之介)は、江戸老中・松平信祝(のぶとき、陣内孝則)の陰謀による無理難題の参勤を成し遂げ、国元に帰ることとなった。
が、政醇不在のなかで国元では一揆が発生してしまう。
江戸からの検分役が国元に到着するのは2日後。
政醇一行は、来たときの倍の速さで帰る羽目となった。
しかし、国に辿り着いたときには、城はすでに乗っ取られており、一揆も含め、それらは信祝の陰謀だった・・・
というハナシで、前作は所謂タイムリミットコメディで、金も人も力も(武芸には秀でていましたが)ない中を知恵を使って乗り越えていくという面白さがありました。
しかし、今回はどちらかというと活劇主体の謀略映画。
知恵で苦労を乗り越えるというよりも、秀でた武芸で、多勢に無勢で立ち向かうというハナシになっている。
これはこれで悪くはないのだけれど、いかんせん、脚本が荒っぽい。
もしかしたら、そんなに荒っぽくないのかもしれないが、どちらかといえばゆったりした本木克英監督持ち味とかみ合っていない。
ハナシを進めるのにやっとこさ、といった感じ。
前作ののんびりとしたユーモアがなくなって、残念。
そして、ハナシの規模が大きくなったけれども、予算や撮影日数は増えていないのか、画面も前作と比べるとのっぺりとして陰影がなく、ガッチリと構えた構図も少なくなっている。
まぁ、観ている間はそこそこ楽しめるのだけれど、ギリギリ合格点といったところかしらん。
<追記>
劇場で本作を観た翌日に、テレビで前作を観たので、余計に比べてしまいました。
前作よりは・・・
思っていたよりは…
殺陣より笑いのほうが好きです。
前作観賞済みです。
今回は前作に比べアクションシーンが多くなりましたね。
無謀ともいえる無茶難題を、知恵を絞って
無理矢理?解決していく奇想天外さが好きだったので
その分やや拍子抜けしたかな。
城攻めのシーンは思わず
『ちょっと上手くいきすぎだろ!』と突っ込んでしまったし。
血がぷしゃーと飛びまくる演出もこの作品には
合わない気がします。
とはいえ、元がコメディ系のタッチなので
その辺りの無茶振りな展開も笑って許せます。
ド安定とは言えないけど
試合に出れば必ず試合を作ってくれるエースというか、そんな感じの作りです。
安心して見ていられます。
次があればきっと観に行くでしょう。
でも、三作目ということで、前作より
アクションマシマシにしました!
火薬マシマシにしました!ドーン!
もはや参勤交代じゃねぇ!
そういうのは無しな!
そんな感じでお願い致します。
参覲交代?
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