「【孤独と心の傷を癒す珈琲。オール函館ロケ作品なので、函館に行きたくなります。ネルドリップで淹れた珈琲の匂いが漂って来るような映画です。】」函館珈琲 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【孤独と心の傷を癒す珈琲。オール函館ロケ作品なので、函館に行きたくなります。ネルドリップで淹れた珈琲の匂いが漂って来るような映画です。】
■夢を追う若者たちのアトリエ兼住居として貸し出されている翡翠館。
ある日、家具職人の蔵下に変わり、翡翠館にやってきた後輩の桧山英二はそこで古本屋を開く。
桧山は深い孤独を抱えていたが、彼が淹れる珈琲には人の心を優しく包み込む柔らかい香りがあった。
◆感想
・今作には、桧山(黄川田将也)を始め、ガラス職人を目指す堀池一子(片岡礼子)、テディベア作家、ピンホールカメラ写真家などが、翡翠館に集まって、夫々の夢を目指す姿が、描かれる。
ー だが、皆、心に傷を負っていて・・。桧山は本当は作家だったが、行き詰っていたり・・。ー
・一人一人と、桧山は向かい合い、話し合う。そして、繋がりが生まれて行く過程が、描かれている。コミュニケーションが苦手なピンホールカメラ写真家やガラス職人との会話職人などは特に良い。
<そんな彼らが、桧山が開いた古本屋兼珈琲屋で、美味しい珈琲を飲み、傷を少しづつ癒していく。
優しい風合の物語である。>
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