チリの闘い 武器なき民の抵抗のレビュー・感想・評価
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チリがCIAや外部に邪魔された歴史
悲しすぎる、南米には多くの国がこんな歴史を持っているだろう。
私の国も知らぬ間にいろいろ干渉されて今があるのかもしれない。
主義主張ではない、人が人らしく生きたいのはどこでも一緒。
それができない未来は見たくない。
歴史を残してくれたこの映画関係者に感謝したい。
チリ人の亡命者がパリで詩を教えていた。あの先生が今どうしているか知らないけれど
これを見てどう思うだろう。ナンテール大学で今も教鞭をとっているのだろうか。
アジェンデ政権最後の日々
第2部 クーデター
右派の妨害、内部の考えの違いがあってもまず対話、法に則った対処をしていた政権だが、CIAと軍の一部がクーデターを起こす。
戦闘機が大統領府を空爆している。そして大統領は死亡…。 呆然とした。
軍隊って何なんだ!
第1部 ブルジョワジーの叛乱
中間層、学生、特権的労働者、運送会社、商店を使った様々な妨害がある。 貧しい人達がまず大きな恩恵を得た政治だったが、分断の深さを思う。 アメリカが、国務省、CIAを使い、経営者の教育、軍人の教育で反政権派を作っていたようだ。
「アジェンデ、アジェンデ、民衆があなたを守る!」のコールにグッと来る。 選挙やサボタージュ、煽動に屈しない政府だったから、クーデター!! 自国の利益のために手段を選ばないアメリカと、選挙で選ばれた大統領のいる大統領府を空から空爆する軍隊… 何のための選挙? 誰のための政府?
第3部 右派のテロ、ストライキ
政府を守るために働く労働者、地域組織を作り生産、流通を守る。 大統領は社会主義者、政府を支える人民戦線の得票率45%くらい、過半数ではなく議会では少数与党、軍や経営者団体、農民団体には強固な右派もいる、経済は資本主義、大きな矛盾を抱えている。
働く、生産を止めない、そして国と政権を守ると、誇り高い労働者たちの姿にグッときた。
やっと3本観れた!
選挙で政権が替わっても、アメリカが介入して最後には武力まで使って、クーデターで政権転覆させる。 けれど、民主主義は鍛えられてこの国の深いところに残っている。
まず第三部を。
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