「1人舞台が凄すぎたので。」金メダル男 ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)
1人舞台が凄すぎたので。
金メダル男はもともと、内村光良の1人舞台「東京オリンピック生まれの男」が映画化したものである。
人と同じように生きることのできない性を背負ってしまった男の物語。
誰しもが固有の存在であることを望みながらも、なんだかんだで高校→大学→就職、その間に、人によってはバイトやフリーターやニートの期間があるにしろ、外から見れば、だいたい似たような人生を歩む。
基本的には、共感を得られない人間の物語ではあるからこそ、自分が共感できる箇所を探しながら観ると良いかもしれない。
生き方は千差万別でありながらも、同じ扱いを受けてしまうこの日本社会において、自分の生き方を全面的に肯定しながら、生きられる人は一体どれくらいいるのだろうか。
ちなみに、1人舞台のほうは間違いなく★5つですよ。
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