「哀れなり「ゲルダさん」」リリーのすべて マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
哀れなり「ゲルダさん」
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「リリーの一部」と題名を変えるべきだ。
これではエキセントリックな物理的男の誇大妄想になってしまっている。
時はナチスドイツが台頭せし1930年代
こんな時代に翻弄されし女性の話だ。また、リリーの手術が成功しても、リリー自身は地獄を見た事だろう。
そうさ、
少なくとも、女性としてのゲルダさんからみれば性の暴力だと思う。リリーは手術をする前にきちんと相手を思いやるべきだね。
完全に物理的男が残った自己本位な人の話だよ。申し訳ないけど、子宮を作るなんて、女性を侮辱している。と思うけどね。
こう言った人の為にクローンがあるのか?いずれにしても、ここに登場せし医学者はマッドサイエンティストである。
ヒエロニムス・ボスの
「愚者の石の切除」の逸話も登場する。また、ロボトミー手術と変わらない程度の施術。
この手術を勇気をある行動と、どうしても理解する事ができない。だって
まだ婦人としてのゲルダさんの前で「膣の形成手術」を「僕にとっては希望だ」とリリーは言い切る。
映画だから仕方ないが、共感したふりは出来ない。
ちなみに、手術を受けても残念ながら妊娠は出来ないので。
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