「女性らしさ」リリーのすべて リリ ( ・ω・`)さんの映画レビュー(感想・評価)
女性らしさ
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まず、総評として素晴らしいの一言でした。
初めのうちは女性のものを美しい物としてしか見ていなかった目から、自分の中に潜んでいたリリーを見つけてからはアイナーでいるときにもどことなくリリーの面影があったり、話が進むごとに仕草や表情が女性になっていくのがとても綺麗で引き込まれました。
同じ女性として見終わったときなんとも言えない複雑な気持ちになりました。自分にはリリーの気持ちは、理解することができないんだなと思うととても切なくなるし、妻であるゲルダの気持ちを思うと自分が同じ立場になったらと考えさせられました。
ラストは衝撃的でしたが、崖でスカーフが風で飛ばされたときゲルダの「飛ばせてあげて」というセリフが心に残っています。
特に適合手術に行くシーンでは、アイナーを殺しに行くというセリフがとても心にきました。
ゲルダの立場からしたら、最愛の夫が目の前にいるのにその人はもう夫ではない。生きているのに旦那は死んでいるという。普通の人では受け入れがたい事実です。そんな中で自分の気持ちを抑えながらリリーを支える姿に感動しました。
そしてこの映画の特徴的なシーンの一つのヌードシーン。
男性 女性ともに、全裸になっているのにもかかわらず、エロスを感じませんでした。ただただ美しさ。曲線美を感じました。
長々と語りましたが、全てにおいて、エディの演技力には参りました。
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