「美しくて哀しい映画」リリーのすべて kazuyoさんの映画レビュー(感想・評価)
美しくて哀しい映画
痛みや辛さと言うのは、たとえ身近に居る人であっても当事者ほどの理解はしにくいもので、ましてや性同一障害者が抱える苦悩となればなおさらだと思う。
何事も初めての挑戦には大きなリスクは避けられないのが悲しかった。
美しい映像と丁寧な時代背景の再現、画家夫婦の愛の深さゆえの悲しみ。リリーの女性性に哀しさが溢れて、エディ・レッドメインの完璧な演技に初めから最後まで惹きこまれた。美しく哀しい映画だった。
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