劇場公開日 2016年2月20日

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「バカと謗られようと、こういうZ級映画って大ッ好き!ヽ(^。^)ノ」血まみれスケバンチェーンソー 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バカと謗られようと、こういうZ級映画って大ッ好き!ヽ(^。^)ノ

2024年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

誰も文句言わない(言えない・笑)実写映画化。
原作コミックは未読なんですが、メインビジュアル通りに内容は推して知るべしって話です。←誉め言葉
まともな人なら、視神経からの情報を倫理観が全力でシャットアウトさせるような。
そんな悪趣味な映画が好きなんですよ。私。
『片腕マシンガール』なんて、マイフェイバリット映画のひとつだもの。
『片腕…』に負けず劣らず、こちらもエロ×グロの化学反応を楽しむ作品。
『片腕…』よりもエロ描写が多い分、始末が悪いdeath。
DVDのパッケージには「エログロバカで何が悪い!!」のコピーが血の色の赤で堂々と書かれています。
その開き直りっぷりや良し。

初っ端に、内田理央がセーラー服(血の色が映えるように夏服)&下駄で自転車を立ち漕ぎするシーンがあるんですよ。
ギリギリの絶妙アングルで、パンチラ未遂を撮ってるの。もはやチラリズムの予感しかしません。
って思ったら、戦闘シーンで、いきなりキタ――(゚∀゚)――!!純白のパンチラが(*´Д`)ハァハァ←こら!
でもこれ、おパンツじゃないんですよね。褌。白フンドシ。余計に(*´Д`)ハァハァです。←どんなフェチ
内田理央が演ずる、主人公・鋸村ギーコ(すごい名前・笑)が啖呵を切るわけ。
「まずは、あたいと戦う理由を説明してくんねぇかな」
「スケバンはよ、理由もねぇのにタイマンはんねぇんだよ」
   ↓
まともな理由なんてありません。そうしないと首や血しぶきを飛ばせないから(笑)
『片腕…』には、まだ戦う理由があったです。イジメっこに殺された弟の仇を討つという。やりすぎなんですが。
こちらにそんなものありません。求めちゃいけません。
ひたすら、首だとか臓物だとか血しぶきを飛ばしたいだけのお話なの。
アンニュイな雰囲気漂わせながらも、やたら目力のある内田理央が素敵です。
そんな彼女のムチムチ太腿の脚線美&白フンドシを、血まみれのシーンに挿みながら楽しむ作品なの。
しょっちゅうチラ見えするの。ミニスカの中の白フンドシが(*´Д`)ハァハァ

劇中とにかく屍累々death。首や胴体や手足が切断された死体がゴロゴロ転がってるdeath。
どうやら敵?らしい碧井ネロってのが出てくるんですが。彼女は“改造死体”なんてゾンビもどきを造って遊ぶような、冷酷でマッドサイエンスティックな女の子。
ギーコの目的は、はっきりしてるの。卒業のための追試を受けて、早く帰りたいだけ。
あまり他人と関わりたくなさそう。戦う気全くなし。ネロに恨まれるような心覚えも一切なし。
一方のネロは、ギーコを執拗に付け狙うんですが、その動機が全くわかんないの。一体何がしたいのかがさっぱりなの。ギーコを相当に恨んでるようなんですが。
ギーコの行く手を阻む、ネロが造った改造死体たちやら、全然忍んでない忍者たちやらとの校内バトル。
ネロがギーコを怨むようになった動機が露わになるシーンを二度見したんですが、さっぱりだ。わけわかんねー!
一体何なん…と思ってWikipedia先生に教えを乞いに行きました。そうしたら衝撃の事実が!
彼女らって高校生じゃなくて、中学生なのね Σ(oдΟ;)!!エツ!

えげつない描写のオンパレードなのに、お話自体は、かなりコミカルに進むから、笑い飛ばしながら観ることできるの。これぞZ級の醍醐味。楽しぇヽ(^。^)ノ

そんな中でも、ちょっと萌え~♡ってなったのは、工作部の仙崎麻子を演ずる奥田佳弥子。
彼女の説得にほだされて、なんでかネロと戦う決心をしたギーコでありました。
チェーンソー振り回して、悪趣味&白フンドシ全開で改造死体と戦うギーコのビジュアルが痛快なの。

この作品に登場するチェーンソーがよくできてるの。どう見ても作り物っぽい刃なのに、ちゃんと高速回転してるの。
そんなチェーンソーをおっぱいで白羽取りする女子忍者がいてw
「おまえ何カップだ?」→「G!」→「ウソつけ!」→両断www→「ギャー!」
最終決戦ではネロも、改造死体を寄せ集めて作った悪趣味の極みのチェーンソーでギーコと戦うことになります。
もはやストーリーなんて、あってなきが如し。カオスの極み。

劇中で妙に含蓄のある台詞がギーコの口から語られるの。
「何かに夢中なヤツは、傍から見れば相当バカに見えるもんだぞ」これ、監督さん以下スタッフみなさんの心の叫びですよね?
案の定「忍者とかスケバンとかアニメとアイドルとか鉄道マニアだとか何だとか。あと…“スプラッタームービーマニア”とか、みんなバカにするけどな、あれは何に夢中になってるかを笑ってんじゃねぇ。どんだけ夢中になっちゃってるかの、どんだけの部分を笑ってんだ」だって。含蓄ってか、完全に開き直りですよね(笑)
これがこの作品で最も伝えたかったことですよね?言いたかったことですよね?テーマですよね?絶対にだ。

ちょっと惜しいなぁ。と思ったのはエンドロール。ピアノ演奏の音楽が綺麗すぎるの。ここ、思い切りなデスメタルを流してほしかったかなぁ。

ちなみに、こういう不謹慎な作品ばかりを楽しんでいる天罰が下ったのか、今頃になってコロナに罹患してしまいまいした。
『身代わり忠臣蔵』観に行きたいのに…( ͒ ́ඉ .̫ ඉ ̀ ͒)

野球十兵衛、