「光るものはあるものの、荒削りすぎる」RWBY VOLUME 1 かつさんの映画レビュー(感想・評価)
光るものはあるものの、荒削りすぎる
思えば、8年かぐらい前に、プレムービーだけ見て、本編は見ずじまいでした。ただ、その4つのプレムービー、少女たち(プラスアルファ)がユニークな武器で、強く華麗に戦う姿がカッコよく、鮮烈のインパクトを残したことを今でも覚えています。
2019年、「プロメア」「スパイダーバース」と新世代のアニメーション作品にぶちかまされて、感激していたら、ふとこの作品のことを思い出しました。調べてみると、vol.4まで日本語吹替で出てるじゃないですか!?これは見るしかない!ってことで、鑑賞しました。
結果的には、見るべきところはあったものの、総じておもしろかったとは言えないですね。
まずは、映像の荒削りさ。戦闘シーンのクオリティはピカイチなのに、日常シーンのぎこちない動きがヒドい。。00年前後のポリゴンゲームを彷彿とさせますね。そして、モブキャラが文字通り黒子。潔いといえばそうなんだろうけど、黒子が現れるとそっちが気になってしまいますね。
そして、ストーリーがからっぽ。。展開も薄ければ、各キャラクターの心情の描きも浅い。ゆるーい学園茶番劇を見ているようで、正直なにも響かなかった。だったら、最大の魅力である戦闘シーンに全振りしてしまえばいいものの、戦闘シーンは完全にボリューム不足。ガッツリ戦闘って、大鴉、大サソリのシーンぐらいですよね。。
ただ、戦闘シーンはやっぱり見ていて楽しいです。プレムービーを見た4人に加えて、ハンマー+ガンのノーラの戦い方も華がありました。あの変形武器、全部めちゃくちゃカッコいい!でも、あの大鴉との戦い、FF7ACのバハムート戦とそっくり。。
終盤のホワイトファングが暗躍し始めてからは、ちょっと持ち直しておもしろくなってきてたし、vol.2にはやや期待がもてるかも。