ロング・トレイル!のレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
人生はまだまだ
先日ロバート・レッドフォードが亡くなった
彼の若い頃の映画はたくさん観た
特に『スティング』は格別に好きな作品で映画好きになったのはこの作品で完全にこちらが騙されてからだった
昨日「YOUは何しに…」でYOUが博多から宗谷岬まで歩く旅をしていたのを見て胸が熱くなったのだ
そしてこの作品に出会い老人の2人旅を楽しんだ
旅をするなら移動はなるべくゆっくりのほうがいい
行く先々で風を体感し街や自然の空気に触れそしてさまざまな人と触れ合える
身体が丈夫でなければなかなか出来ることではない
旅を通していろいろな事が起きるだろう、いい時ばかりじゃないし悪い事ばかりでもないはずだと思う
人として産まれたのだから私はこんな旅をしてみたい
まだまだ人生は終わらない、出来れば目的地をつくらずに旅を始めてみたいと思う
でもきっと周りの人達は「バカなことを」と言って許してはくれないのだろうな
エマ・トンプソン好きです♡
ほっこりおじいちゃんロードムービー
ロバート・レッドフォード演じる、もう40年新作を書いていない紀行文作家ブライソンが、ニック・ノルティ演じる旧友カッツと共にアパラチアン・トレイルの踏破を目指すロードムービー。
道中の美しい景色が、ある意味一番の見所かもしれない。とくにクライマックスシーンは、どこだかわからないが息を飲む光景だ。
老いたとはいえ、清廉で寡黙系のレッドフォードと、ワイルドでガサツ系のニック・ノルティではなんだかシナジー低そうだなと心配していた。
そんなイメージを巧みに利用し、序盤はまさに、この先大丈夫か?と不安にさせ、久しぶりとはいえ元々友人であったことさえ疑問に思うほどのチグハグさで笑いを狙ってくる。
それが次第に普通の友人へ、そして終いには長く共に過ごした親友にしか見えなくなるのだから、アパラチアン・トレイルの景観の効果は絶大だ。
ブライソンとカッツは今まで積み重ねてきたものに物足りなさを覚えこの旅を始めることになる。
その中で新たな何かを掴もうと試みるが、老いという現実がそれを許さない。
そして、身の危険が迫ったときに振り返り、ここまで積み上げてきた人生は、良いことも悪いことも含めて無意味ではなく、自分にとって価値ある暖かさのあるものだと気付く。
それはブライソンとカッツの友情にも同じことが言える。
最高に面白いとは言えないけれど、暖かくクスリと笑えて美しい、冒険おじいちゃん映画でした。
ニック・ノルティ最高!
中途半端
とってもアパラチアン
定年後の男性向け
人生を歩く
てっきりフィクションかと思ったら、ノンフィクション作家の紀行本に基づく物語。
と言ってもかなり脚色されてるらしく、フィクションと言って差し支えない。
老境になり、ぽっかり心に穴が空いたような日々を送る作家のビルは、ある日、長距離自然歩道“アパラチアン・トレイル”の踏破を思い立つ。妻の猛反対を押し切り、一緒に歩いてくれる仲間を探すが、皆に断れる。そんな時遂に見つかった同行者は、大昔に仲違いしたスティーヴンだった…。
真面目なビルと、その正反対のスティーヴン。
始まる前から行き先不安な二人の冒険は…
開始400mですでにバテバテ。ご老体にはキツい…。
お喋りな女がベラベラベラベラずっとついてくるわ、歩道から外れて車に乗ったらヤバいカップルだったり、珍道中。勿論、アクシデントも。
途中から車で行こうと言い出すスティーヴン。断固として反対するビル。
性格も考え方も何もかも違う二人。口喧嘩ばかり。
しかしそれでも、大自然を一望出来る見晴らしのいい頂きに辿り着くと、これまでのぎくしゃくも疲れもスーッと解消される。
ベタな言い方だが、まるでこの山道は人生のよう。
先も見えず、険しいが、達成感は何物にも変えられない。
渋い名優ロバート・レッドフォードと男臭い名優ニック・ノルティで、コミカルでハートフルなロードムービーとは意表を付く。
珍しい二人のコメディ演技もさることながら、男二人の友情、存在感はさすが。
もうちょっと長距離歩行の苦労さを出して欲しかった。
度々町に下りて来て、何だか遊んでるような印象が…。
ラストも呆気ない。
まあでも、リラックスして見るにはちょうど良かった。
アパラチアントレイルを思い立つ老人
実在する紀行作家ジムブライソンが書いた原作を映画化。何故PG12なのか謎。
もう少し老人にならないと分からないのかも。思った以上に淡々としていた。
孤独な旅に出ると一番大切なものに気づくことがあるがそういうことか、とも思うが少し違うような気も。
メアリー・スティーンバージェンとエマトンプソンの女優2人がいい。
ロバートレッドフォードの顔が旅の前と後で違うのは流石。
アパラチア山脈の地図を横に置きながら見たい。
思ってたよりいい感じ
これが人生(?)
気軽に、さくっと観れます。
ちょうど1年前、「わたしに会うまでの1600キロ」(Reese Witherspoon主演)を観ましたが、あの作品にあるようなトレイルランのタフさ、ハードさは、一切ありません。気軽に観れます。良くも悪くも。
ビルの妻役の Emma Thompsonが良かった!しっかりしていて、かしこくて、ユーモアがあって、愛がある。エマ自身もそんな感じなのかな。
Nick Nolteが、「あれ、この人もしかして本当に飲んでいる?」みたいな感じで笑えました(笑)。
全23件中、1~20件目を表示