四月は君の嘘のレビュー・感想・評価
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いい作品!
映画のレビューが3点台前半だったが、作品の完成度は高く、素直に感動できた。原作を読んでいる人にはもしかしたら物足りないのかなとも思ったけれど、個人的にはよかった^ - ^
何かの不幸をきっかけにそれがトラウマになり、立ち向かえなくなることって誰しもあると思う。若いときには成功体験も人生経験も少ないから失敗した自分が自分すべてなんだって思い込んで、自分の殻に閉じこもって萎縮してしまいがち。主人公の有馬公生は、そんな高校生でした。
そこに、一筋の光を与えてくれたのが、バイオリン奏者の高校生、宮園かをり。自分らしくていいじゃないか。失敗したっていいじゃないかって背中を押してくれた。
公生は確実に自信を取り戻していくが、それと反比例するようにかをりの様子がおかしくなっていく。そういうことだったのかと納得するクライマックスにも感動した!
幼馴染の内面・外見ともにイケメンの渡。同じく幼馴染で、小さい頃から公生に想いをよせ、支えてきた椿。この2人の存在感もストーリーの展開に欠かせない。いろいろな人に勇気を与えてくれる映画だと思う。
また、題材が音楽というところもいい。ショパンとかモーツァルトとか、詳しいことはわからないけれど、映画のスクリーンで流れるコンサートの映像や響き渡る音は、映画の感動や重みに明確な深みを与えていた。
山崎賢人が出ている映画は初めて見たけれど、とても好印象をもった。E-girlsに所属しているらしい石井杏奈も初めて見たけれど、複雑な気持ちを好演していた印象がある。E-girlsも名前だけ知ってたけどすごいんだなと初めて思った。
これはすごい!!
これが音楽の力。自由な音楽が紡ぎ出す、形なき愛。
【賛否両論チェック】
賛:独りで苦しんできたピアニストが、奔放なバイオリニストに感化され、周りの愛を音楽によって気づかされていくのが感動を呼ぶ。ラブシーンがないのも嬉しい。
否:どうしても演奏のシーンが多いので、クラシックに全く興味がないと、退屈してしまいそう。
母の死に縛られ、ピアノを弾けなくなっていた公生が、型にとらわれない天真爛漫なかおりと出逢い、振り回されていくうちに、次第に音楽の持つ本当の力に気づかされていく姿が、感動を誘います。そこにあるのは、どんなに辛くても決して1人ではなく、支えてくれる大切な人がいるのだというメッセージでもあります。
「いっぱい恥かこうよ、一緒に!!」
というかおりのセリフが、とってもステキです。
そして後半は、次第に弱っていくかおりをなんとか励まそうと、今度は公生が奔走するのが、また感動的です。タイトルの〝四月は君の嘘”の本当の意味が明かされた時、観る人の心に温かな風が吹くと思います。
気になるラブシーンなんかもありませんので、是非大切な人と一緒にご覧になってみて下さい。
良かったと思う
内容は良いけど…
原作とは別視点で、
若手俳優が輝いていた。
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