「近年まれに見る原作レイプ」四月は君の嘘 悠さんの映画レビュー(感想・評価)
近年まれに見る原作レイプ
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原作、アニメを見た上で見てきました。
「質の悪い恋愛映画?」という印象です。
原作で本来主張したいテーマを全て中途半端に表現しています(表現しきれていないのか、原作の意図が理解できず映画化したのか不明です)。
原作で、死を目の当たりにした母が公生がピアニストとして生きていくために、厳しく指導したという「愛情」あるエピソードが、ヒステリックに公生を指導する鬼母として表現されてしまっているように見えたり(一応ギリギリで愛情を抑えていますが、わかりにくい)、「音楽で感情を表現する」というのが作品のテーマと思うのですが、公生もかをりも言葉で好きだという気持ちを伝えてしまったりと、本来の作品の意図を完全に無視してしまっています。
もっとも、原作を見ないで見に行くのであれば、出演者の演技が下手なやけに音楽のながい普通の恋愛映画だなぁ…という印象になるのではないかと思います。
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