夏の夜の夢のレビュー・感想・評価
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チラシのロリッ子いったい誰!?
人間の営みを描いた話の区切りごとに、BBA妖精のパックが宙づりで「ほら人間って滑稽でしょ?」とおどける、ただそれだけの内容だという印象です。ナショナル・シアター・ライヴと続けて観たので美術や演出が若干しょぼかったです。チラシのロリッ子が出る幻想的な内容なのかと思いましたが、どこにいたのかすら分かりませんでした。
笑った!焦った!酔った!
原作も知らないままいきなり見ましたが素晴らしかった。人物の衣装とかは現代風にアレンジされている部分と時代物とが融合していて、とくにオーベロンとティターニアの妖精王と女王の衣装はパリコレのようなデザイン性の高さがあって見入った。舞台も普通の舞台設計とは大きく異なって、斬新でした。幻想的で神秘的で、笑いのセンスが光る1本でした。一般料金3000円、学生以下2500円と普通の映画よりずっと高いですが、オススメです。
魔法みたい!
ジュリー・テイモアの演出ということで楽しみにしていました。とはいえ、普段はあまりシェイクスピア作品を観ない為、セリフが堅苦しいかも、とか、字幕についていけないかも、などの不安があったのですが、特に問題なく楽しめました!
作品を通して感じたことは、やはり演出家のアイデアや創造力が凄かったということです。日本だったらアニメでしか表現できないようなイメージを舞台の上で実際に具現してしまう感じです。舞台の転換も見事でした。場面の隅々まで観客の好奇心を引きつけて離さない工夫や遊び心が詰め込まれています。役者さんも個性が光って引き込まれました!まさに楽しいひとときの『夢』を見た、そんな作品でした。
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