劇場公開日 2002年

「【若きアキ・カウリスマキ監督ってこんな可笑しく、不条理なロードムービーを作っていたんだ!】」カラマリ・ユニオン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【若きアキ・カウリスマキ監督ってこんな可笑しく、不条理なロードムービーを作っていたんだ!】

2024年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 登場する男達の名前が、皆フランク。そして、彼らはカラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)のメンバーらしい。
  そして、彼らは現在の状況に見切りをつけ、理想郷、エイラを目指す。-

◆感想

・良くまあ、こんな奇妙奇天烈な設定を考えたモノである。

・男達は、皆、黒いサングラスをかけ、地下鉄を乗っ取り理想郷を目指すが、次々に殺されたり、自殺したりしていく。

・そんな描写がモノクロで、描かれるのだが、どこか飄々とした作風に可笑しみがあり、飽きることが無い。

<結局、残り二人の男が小さなボートで理想郷を目指すのだが、爆音がして暗転し、エンドとである。
 今作は、若きアキ・カウリスマキ監督が描く、不条理且つアナーキーなロードムービーである。>

NOBU