「【”我、天下の群雄と戦わん!”ドニー・イェン主演&アクション監督作に外れなし。彼のカンフー映画愛に溢れた作品である。】」カンフー・ジャングル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”我、天下の群雄と戦わん!”ドニー・イェン主演&アクション監督作に外れなし。彼のカンフー映画愛に溢れた作品である。】
ー 香港、武術界のチャンピオンたちが連続して殺害される事件が発生。
かつて私的な試合で殺人を犯して刑務所に服役していた元警察の武術教官、ハーハウ・モウ(ドニー・イェン)は、捜査協力を条件に仮釈放となり、ロク警部と且つて所属していた合一門の師匠の娘シン・イン(ミシェル・パイ)とともに、犯人を追う。ー
・遅咲きのドニー・イェンが、ブルース・リーを師と仰いでいるのは有名だが、今作でもジャッキー・チェン酔拳がTVで流れたり、エンドロールで数々のスターや、香港カンフー映画を担って来た先輩達への謝辞が述べられる。
ドニー・イェンの人柄で有ろう。
・作品自体の構成はシンプルだ。
妻を癌で亡くした(最後は自ら手に掛けた)フォン・ユィシウがカンフーの各分野のトップを斃す事で、妻の供養と考える辺りは、やや無理がある気がするが、随所で描かれるカンフーシーンの凄さが、総てを吹き飛ばす。
・特に、ラストのハーハウ・モウとフォン・ユィシウとのトラックがハイスピードで走る中での、戦いの凄さとシチュエーションは斬新であり、且つ見応えも充分である。
<ハーハウ・モウが、シン・インと結ばれ、合一門が反映していく経過を写した写真の使い方も良い。
ドニー・イェンのカンフー映画愛に溢れた作品である。>
コメントする