「全体的な世界観は良。」ライチ☆光クラブ ゆりさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的な世界観は良。
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漫画ファンです。
カノンとライチの心を通わせるシーンが少なく、
カノンがどの時点でライチに恋心を抱いたのかわからないと感じました。
ライチがタミヤを殺さなかったのを見て、カノンがライチの無垢さに気付いたのは良いのですが、
この作品で特に大事なカノンとライチ2人のお互いに惹かれ合う描写が足りないと思います。
「カノンは水泳が得意」という点は入れた方が良かったのではないでしょうか。
また、カノンが最初はライチに警戒心と敵意を持っていたという設定は漫画ファンとしてはガッカリしました。
ライチや王座を含めたセットの完成度はとても高かったのですが、
演出やカメラワークが微妙で、シリアスな雰囲気が半減してしまったように思います。
個人的に入れて欲しかったのが、
「タミヤはパチンコが得意」「カネダジャイボに陥れられ、処刑された」「ゼラは占い師の予言を鵜呑みにした」『なーんか間違ってねえか?』『そうだよ、僕がやったんだよ』「ゼラはニコに殺される」などです。
ストーリー的に重要な点を削ってしまっていて、惜しいなと感じました。
ジャイボが原作での設定である、中性的で美しいという点が弱すぎたことで、ゼラとどうしてそのような関係になったのかがわからず、見てて寒かったです笑
ラストで思い出したように声を高くして声変わりも始まったと言われても……w
しかし、ゼラ役の方が(良い意味で)クズさをとても上手く演じられていて良かったです。
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