クリーピー 偽りの隣人のレビュー・感想・評価
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しっかり作られたミステリー。ドキドキしながら楽しめました。けど予想...
しっかり作られたミステリー。ドキドキしながら楽しめました。けど予想以上でも以下でもないかな。てかソロモンの偽証の子だと最後の最後で気付いた。
あともうちょっと!
役者さんたちの演出は人間味がない役でした!!役者さんたちも香川さんのように心がないような役でした!上手すぎです。
ストーリー的には突っ込みたいところ多いのですが。特に川口春菜さん。なんなのか分からず終わった。
グロさはなかった!強いて言うなら死体を袋詰めにしてるだけかな!
後は銃で三回撃つだけ!ビックリするシーンは三回くらいしかなかった!
徹底的にドライなダークファンタジー
流石は黒沢清。『サイコ』『悪魔のいけにえ』『セブン』とかに並び称されるべきサイコホラーの大傑作!他の追随を許さぬほど徹底的にドライなダークファンタジーに恐怖を覚えながら高揚を感じる最高の映画体験! 白眉は「一家全員でドライブ」をするシーン。最高だ! 西島秀俊っていつも棒読みで正直演技下手なんやけど黒沢清はそれすら利用した。クライマックスの展開は思わず膝を打った。香川照之も普段はやり過ぎなのに本作では完璧というほかない怪演。やっぱり俳優を生かすも殺すも演出次第だと改めて思った 監督の前作『岸辺の旅』もそうだったけど照明が凄い。というか技術的になにもかも凄い。川口春奈が過去の事件について語る長回しのシーンはライティングを極端に操作したりエキストラを不自然に動かしてみたり。もうなにがなんだかよくわからない凄さに『レヴェナント』より感動した
(-_-)役者に落ち度なし
役者に落ち度なし!
香川、西島、竹内 演技善戦!
脚本 ストーリーは二番煎じでしょ。
『黒い家』『冷たい熱帯魚』『羊たちの沈黙』
足して3で割って0.5がけした感じ。真似だな!
何でこんな映画にこの3人がでたのかよくわからんな?
香川さんの演技が上手すぎた
どうしてR15じゃないんだろうと思う程グロかったし怖かった。 予告ではそこまで怖い感じがしなかったからその分少しがっかりした。 でも香川さんの演技はすごかった。サイコパスってこういうのを指すのか、とそれだけ思った。 最初っから人が死んでたから、え?こんなのだっけ?と思ったら本当に次々と死体が登場して気持ち悪くなった。 香川さんと西島さんの演技が上手かったから☆2.5つけられるけど映画としてはあんまりお勧めできないと思う。 香川さんと同じ家に住んでる女の子の演技も上手だった。
ご近所物語
香川照之さんの怪演もキモチワルイですが、あの女の子のほうがもっと不気味。。。あの子、あれで普通に学校通ってるなんて本当に怖い。
ちょっと消化不良なとこもなくはないけど、予想通りの不快感いっぱいで面白かったと思う。解放されたラストなのに明るさを感じさせないのはもう仕方ないんでしょう。普通の生活に戻れない。でもちょっと前まで普通だったはずなのに、気付いたら普通じゃないほうが当たり前になってるから。。。安堵からくるというより、普通に戻れない恐怖がラストの叫びだったのかな。
ちなみに。不透明なカーテンや椅子、スタンドライト。『CURE 』でも使われてた演出が観られて懐かしさを感じる。
映画としては良くできてると思ったけどね。誰にでも薦められる訳じゃな...
映画としては良くできてると思ったけどね。誰にでも薦められる訳じゃない。監修には心理学者が関わっているみたいです。クレジットにありました。ここまでじゃない人間はたくさんたくさん居ます。怖いけれど。罪悪感を持ち過ぎるのは当然問題だけれど、まったく欠如している人間も居ますよ確かに。
絶対にお勧めできない☆5
一言ことで言うなら、凄い、娯楽としての面白さを全て捨て去って、ただひたすらに異常な世界を描いているからだ。
サイコパスが主題となっている本作、全編が異様な雰囲気に包まれており、爽快感や興奮とは程遠いものとなっている。
結末を迎えてもそれは変わらず、見終わった後もすっきりすることは無い。だが、主題がサイコパスという、絶対に理解できないものを扱っているのだから、本作は観客が理解できなくて成功なのだろう。
映画における、芸術の側面を強く見出せる本作、普段映画を見ない人に勧めることできないが、映画が好きでよく見に行くという人には、お勧めできる。
隣近所のみなさんと出来るだけ仲良くしましょうね(^ー^)ノってゆー...
隣近所のみなさんと出来るだけ仲良くしましょうね(^ー^)ノってゆー映画、、、(^◇^;) 面白かったけど、怖かったけど、、、後味的には少し???かもしれません。
なかなか怖かった
恐怖による支配の恐ろしさ、正義が実現されない恐ろしさを感じられる映画でした。印象に残る恐怖心の残る映画で、終わり方は邦画らしい終わり方となった。恐怖による支配から解き放たれた奥さんが印象的でした。西島秀俊はモズから少し解き放たれたかな?
サイコパスを天才香川照之が怪演
引っ越してきたら、サイコパス、異常犯罪者が隣人であったという設定のスリラーである。香川照之演ずる正体不明の男がとにかく怖い。犬をうまくからめたあたりもうまい。大学の犯罪心理学者という設定もきいている。
未解決になっている六年前に起きた一家失踪事件があり、その詳細が少しずつ明らかになってゆく。と、同時に元刑事の主人公高倉の妻の様子に異変が起き始める。映画全体からすると、会話などでかなりの部分を観客の想像力で補うような構造になっている。どぎつい描写は比較的少ないが、地上波テレビでは放送できない作品だ。
まず、六年前の事件については、修学旅行で不在だったためひとり残された長女のたどたどしい記憶によって口述される。この場面は事件そのものの説明ではないものの、むしろそれがゆえにリアルだ。窓越しの若々しい大学生たちを背景に語られるその内容は、あくまでも事件前夜の家族たちの断片的な記憶。修学旅行前日以前の相手不明の電話だったり、窓越しの誰かわからない男の姿だったりとあやふやだ。しかしこのシーンの演出は完璧だと思う。
高倉のかつての同僚刑事が事件の再捜査を始めたあたりから夫婦二人の高倉家の恐怖は現実化する。謎の爆発から始まり隣に住む西野ではない男の正体が明らかに。中学生の娘の尋常ではない試練。全く姿を見せない西野の妻の最後。隣家にある地獄。同僚刑事たちと妻と高倉と犬のマックスが巻き込まれてゆく。かなりきつかった。
デビッド・フィンチャーの「セブン」のように絶望的ではないラストではなかったことがせめてもの救いだ。しかし後味はよくない。住宅街の一軒家にあのような広い地下室は、もちろんあまりリアルではないが、まったく有り得ない話ではない。
忍び寄る
無防備に開け放たれた窓辺で
カーテンをそよがせるすきま風
這い寄るというよりは
そんなふうに忍び寄る現実感の欠乏。
現実そのものとの乖離とでもいうのでしょうか
刑事さんたちの無力さがハンパないですw
冒頭の密閉された取調室の窓が思い出されます。
役者さんたちもとてもよかったです。
香川さんは凄い
けれど、何にしろ後味が悪い映画でしたね。
エンドロールの後に何か救われるエピソードが欲しかったですね。
何故あんな完璧な防音室があるのか、高校生の娘(?)は何故逃げないのか?他にも突っ込みたいところいっぱいでした。全体に流れるサスペンス的要素は悪くないので、せめてエンディングにひと工夫欲しかったですね。
深淵、覗き込むべからず 【スコア修正】
あの、今回レビューの文章に食事中の方には不向きな
表現があるのでちょっとご注意ください。というか、
全体的に不快な内容の多いレビューになってます。
すみません。
いやあ、怖い、怖い、恐ろしい、恐ろしい映画でしたね(淀川さんか)。
本作の宣伝で竹内結子が語っていた感想以上にピタリ
と来る言葉が浮かばないので引用させてもらうと、
「何かとんでもなく悪い夢を見た」という厭(いや)な後味。
一晩経った今も、心に残った“ぬめり”が取れない。
トイレ掃除をしていたら、普段洗わない所に
びっしり張った黒黴を見つけてしまったような、
ぼんやりしてる間に内側を侵食されたような、そんな感覚。
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本作の予告を観た時、僕は同監督の傑作スリラー
『CURE』の再来を期待していたのだが、本作からは
『CURE』とは似て非なる恐怖と狂気を感じた。
『CURE』は殺人衝動を励起させる男が登場するが、
本作に登場する“西野”はタイプが違う。
彼は人から意思を、自我を奪う。
“西野”の言動は滅茶苦茶だ。
1粒1000円のチョコレートですかと問うあの無神経さや、
初対面の隣人にずけずけと文句と脅しを垂れる傲慢さ、
そのくせ席を譲ったり料理を誉めたりとフレンドリーな面もある。
行動規範がさっぱり分からないし、どこまでが
計算でどこまでが本音だったのかも分からない。
最後も高倉に銃を渡して自滅というあまりにも間抜けな最後。
(「ぇえっ?」じゃねえよ(笑))
他人が自分の為に働くことは、彼にとっては
呼吸と同じくらいに自然なことだったんだろう。
本多家の娘が助かったのも、西野家の娘を生かしていたのも、
たぶん自分で死体処理するのが面倒だったからに違いない。
悪い事や汚い事は全部他人の責任。
自分を養う事すらも他人の責任。
そんな滅茶苦茶な論理なのに、
なぜか人がそれに従ってしまうのは、きっと自責の念から。
“西野”は相手にほんの小さな負い目の念を抱かせたら、
そのわずかな傷口をまるで蠕虫(ぜんちゅう)のように
少しずつ少しずつ拡げて皮膚の下へと潜り込んで(creep)いく。
「自分はよくない人間だ、責められて当然の人間だ」
と、そう思わせるまでに相手の心を食い潰す。
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こんな非人間的な人間がいる訳がない。
こんな犯行が世間の目に触れない訳がない。
この物語は所詮フィクションだ、と笑えればまだマシだが……
2012年に発覚した、尼崎事件を思い出してしまった。
主犯の女が、見ず知らずの家族を集めて疑似家族を構成し、
財産を奪うのみならず、親戚同士での暴力を強要、
死亡者・行方不明者数は10名以上という異常な事件。
最初の不審死発生は1987年にまで遡るという。
詳細を覚えていなかったのでレビューを書く前に
調べたのだが、聞けば聞くほど本作とよく似ているし
胸糞が悪い。正直、知らなければよかったとさえ思う。
何が目的なのか? 何が発端なのか?
何が心因なのか? 何故そんなことが出来るのか?
何で? 何でだ? こいつは本当に同じ生き物か?
いくら問い掛けても納得のいく回答は出ないだろう。
そう、この映画で最も恐ろしいのはここだ。
他者を完全に理解することなどできない。
人には、他者が決して理解できない暗部がある。
興味本位でそれを覗こうなどと、ゆめゆめ思わない方が良い。
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それとも、自分のことすら理解しきれないのに、
他者のことを理解しきれる訳も無いのだろうか。
高倉の妻は、自分にあんな暗い側面があること
に気付いてさえいなかっただろう。
彼女が崩れていく過程は飛び飛びにしか描写されないが、
想像力でなんとなく補間はできるし、その曖昧さが
かえって事件の得体の知れなさを強めていると感じる。
彼女はきっともう元の彼女に戻ることは出来ないだろう。
何もかもが壊れてしまったような最後の絶叫が、
未だに頭を離れてくれない。
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隣家同士の狭い付き合いではなく、地域ぐるみの
コミュニケーションが濃密だった時代なら、こんな
異常事態にもすぐに気付くことができたのだろうか。
昔から同じような事件はあっただろうし単純に
そう言い切ることもできないが、この物語においては
地域間・夫婦間のコミュニケーション不足が
事件の発覚を遅らせたのは確か。
だからと言って全くご近所付き合いをしない訳にも行かないし、そもそもご近所さんが
異常者だなんて誰も予測できないし、
人同士の距離感というのはまこと測り難いもの。
この映画の恐怖の根源は、コミュニケーション
そのものについての恐れなのかもしれない。
鑑賞直後は4.0判定くらいに感じていたのだが……
レビューを書くため思い出す度、この映画が恐ろしく
思えてくる……普通は印象が薄れていくものなのに。
鑑賞中は明白に感じられた恐怖が、ぼんやりとした
恐怖に変化するにつれ、溶け出したアイスがこちらの
手を汚すかのように、ぬるりと身内に浸透してくる。
ああ、観なきゃ良かったのか観て良かったのか……。
※初め5.0判定を付けたが、他の作品がそれを超えてきたので
申し訳無いけれど4.5判定に引き下げさせていただきます。
<2016.06.18鑑賞>
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余談1:
不可解な事件への興味と興奮を抑え切れない高倉に
ついても書きたかったが長くなるので割愛。
余談2:
人間不信になりそうな本作を観ていたら……
無性に犬か猫が飼いたくなってしまった。
この映画で安心して見てられたのは
君だけだったよマックスくん……
役者さんの演技に興奮したけど、結末がなんか寂しいよ。 もっと、ド派...
役者さんの演技に興奮したけど、結末がなんか寂しいよ。
もっと、ド派手にやってほしいかった。
正しく皆さんの言う通り。前半と後半が別の映画のよう。この手の映画が...
正しく皆さんの言う通り。前半と後半が別の映画のよう。この手の映画が好きな方ほど文句が出そうな感じ。竹内結子のシャブ中演技が中学レベル。
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