クリーピー 偽りの隣人のレビュー・感想・評価
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香川照之の演技を見られるだけでも料金を払う価値あります。 香川さん...
香川照之の演技を見られるだけでも料金を払う価値あります。
香川さん演じる西野、第一声から早速普通ジャナイ感が半端無いです。一瞬でそれを感じさせる香川さんは凄い!
いろんな伏線が未回収で終わるので、モヤモヤしたまま帰ることになるのですが、そのモヤっと感がいいというか。そこまでが演出なのかなーと感じさせる映画でした。
まさにクリーピーだが…
その名に偽りなしというクリーピーな映画だった。が、原作ありの割に話の作りが荒いなという印象。一応ハッピーエンドの部類に入るんだろうがカタルシスを得ない終わり方も個人的には残念。雰囲気は好きな感じだったが評価は「もう少し頑張りましょう」
どこにでもある、わけじゃないけど
おそらくモチーフは、北九州や尼崎の事件なんでしょうね。
どこにでもある、わけじゃないけど全くないわけでもないのが怖い。
小さな不信が家族に亀裂を生み、相手に話せない小さな秘密を作り、さらに孤立させ、小さな出来事を針小棒大に騒ぎ立てて負い目を感じさせ、最終的に完全に支配下に置く・・・。そのプロセスの全てが描かれてるわけじゃないけど、それがあったであろうことは暗示されている。
月並みですが、家族がしっかり話し合うことの大切さを感じました。
自分が実際にこういう場面に遭遇した時に、果たして逃げ切れるのだろうか?
あともうちょっと!
役者さんたちの演出は人間味がない役でした!!役者さんたちも香川さんのように心がないような役でした!上手すぎです。
ストーリー的には突っ込みたいところ多いのですが。特に川口春菜さん。なんなのか分からず終わった。
グロさはなかった!強いて言うなら死体を袋詰めにしてるだけかな!
後は銃で三回撃つだけ!ビックリするシーンは三回くらいしかなかった!
徹底的にドライなダークファンタジー
流石は黒沢清。『サイコ』『悪魔のいけにえ』『セブン』とかに並び称されるべきサイコホラーの大傑作!他の追随を許さぬほど徹底的にドライなダークファンタジーに恐怖を覚えながら高揚を感じる最高の映画体験! 白眉は「一家全員でドライブ」をするシーン。最高だ!
西島秀俊っていつも棒読みで正直演技下手なんやけど黒沢清はそれすら利用した。クライマックスの展開は思わず膝を打った。香川照之も普段はやり過ぎなのに本作では完璧というほかない怪演。やっぱり俳優を生かすも殺すも演出次第だと改めて思った
監督の前作『岸辺の旅』もそうだったけど照明が凄い。というか技術的になにもかも凄い。川口春奈が過去の事件について語る長回しのシーンはライティングを極端に操作したりエキストラを不自然に動かしてみたり。もうなにがなんだかよくわからない凄さに『レヴェナント』より感動した
(-_-)役者に落ち度なし
役者に落ち度なし!
香川、西島、竹内 演技善戦!
脚本 ストーリーは二番煎じでしょ。
『黒い家』『冷たい熱帯魚』『羊たちの沈黙』
足して3で割って0.5がけした感じ。真似だな!
何でこんな映画にこの3人がでたのかよくわからんな?
香川さんの演技が上手すぎた
ご近所物語
香川照之さんの怪演もキモチワルイですが、あの女の子のほうがもっと不気味。。。あの子、あれで普通に学校通ってるなんて本当に怖い。
ちょっと消化不良なとこもなくはないけど、予想通りの不快感いっぱいで面白かったと思う。解放されたラストなのに明るさを感じさせないのはもう仕方ないんでしょう。普通の生活に戻れない。でもちょっと前まで普通だったはずなのに、気付いたら普通じゃないほうが当たり前になってるから。。。安堵からくるというより、普通に戻れない恐怖がラストの叫びだったのかな。
ちなみに。不透明なカーテンや椅子、スタンドライト。『CURE 』でも使われてた演出が観られて懐かしさを感じる。
映画としては良くできてると思ったけどね。誰にでも薦められる訳じゃな...
絶対にお勧めできない☆5
一言ことで言うなら、凄い、娯楽としての面白さを全て捨て去って、ただひたすらに異常な世界を描いているからだ。
サイコパスが主題となっている本作、全編が異様な雰囲気に包まれており、爽快感や興奮とは程遠いものとなっている。
結末を迎えてもそれは変わらず、見終わった後もすっきりすることは無い。だが、主題がサイコパスという、絶対に理解できないものを扱っているのだから、本作は観客が理解できなくて成功なのだろう。
映画における、芸術の側面を強く見出せる本作、普段映画を見ない人に勧めることできないが、映画が好きでよく見に行くという人には、お勧めできる。
なかなか怖かった
サイコパスを天才香川照之が怪演
引っ越してきたら、サイコパス、異常犯罪者が隣人であったという設定のスリラーである。香川照之演ずる正体不明の男がとにかく怖い。犬をうまくからめたあたりもうまい。大学の犯罪心理学者という設定もきいている。
未解決になっている六年前に起きた一家失踪事件があり、その詳細が少しずつ明らかになってゆく。と、同時に元刑事の主人公高倉の妻の様子に異変が起き始める。映画全体からすると、会話などでかなりの部分を観客の想像力で補うような構造になっている。どぎつい描写は比較的少ないが、地上波テレビでは放送できない作品だ。
まず、六年前の事件については、修学旅行で不在だったためひとり残された長女のたどたどしい記憶によって口述される。この場面は事件そのものの説明ではないものの、むしろそれがゆえにリアルだ。窓越しの若々しい大学生たちを背景に語られるその内容は、あくまでも事件前夜の家族たちの断片的な記憶。修学旅行前日以前の相手不明の電話だったり、窓越しの誰かわからない男の姿だったりとあやふやだ。しかしこのシーンの演出は完璧だと思う。
高倉のかつての同僚刑事が事件の再捜査を始めたあたりから夫婦二人の高倉家の恐怖は現実化する。謎の爆発から始まり隣に住む西野ではない男の正体が明らかに。中学生の娘の尋常ではない試練。全く姿を見せない西野の妻の最後。隣家にある地獄。同僚刑事たちと妻と高倉と犬のマックスが巻き込まれてゆく。かなりきつかった。
デビッド・フィンチャーの「セブン」のように絶望的ではないラストではなかったことがせめてもの救いだ。しかし後味はよくない。住宅街の一軒家にあのような広い地下室は、もちろんあまりリアルではないが、まったく有り得ない話ではない。
忍び寄る
無防備に開け放たれた窓辺で
カーテンをそよがせるすきま風
這い寄るというよりは
そんなふうに忍び寄る現実感の欠乏。
現実そのものとの乖離とでもいうのでしょうか
刑事さんたちの無力さがハンパないですw
冒頭の密閉された取調室の窓が思い出されます。
役者さんたちもとてもよかったです。
香川さんは凄い
けれど、何にしろ後味が悪い映画でしたね。
エンドロールの後に何か救われるエピソードが欲しかったですね。
何故あんな完璧な防音室があるのか、高校生の娘(?)は何故逃げないのか?他にも突っ込みたいところいっぱいでした。全体に流れるサスペンス的要素は悪くないので、せめてエンディングにひと工夫欲しかったですね。
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